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YOASOBIー『もう少しだけ』原作小说「めぐる。」翻译(12)

2023-10-31 来源:百合文库
「本当にありがとうございます。助かります。」女子高生が頭を下げる。
「真的十分感谢。帮大忙了。」女高中生低头致谢道。
「試合がんばってね。おばあちゃん、応援しちゃう。ほらバスが来たわ。」ご婦人が列を離れる。
「比赛要加油哦。老婆婆为你加油哦。看,公交车来了。」老婆婆说着便离开了队列。 
女子高生は何度も頭を下げてバスに乗り込んだ。
女高中生连连鞠躬乘上了公交车。
(5) めぐる 不要不急
彼女は女子高生と別れた後、近くの喫茶店に入ってお茶をした。昼間も飲食はいけないという他人の目は気になったが、朝食や昼食は不要不急でないと彼女は自分で決めた。お墓参りと美術館はやっぱり神様がやめなさいと言ってるのかしら、と彼女は思う。でも、テレビに背中をおされて出てきたこと自体は後悔していなかった。
她与女高中生告别后,去了附近的咖啡店喝起了茶。疫情下上午在店里吃东西可能显得不太好,但她暗自决定了早午饭不是不必要的事。扫墓和美术馆果然是老天不让去啊但被电视中「挑战一些平时不做的事情」这句话推了一把的她并不后悔。

YOASOBIー『もう少しだけ』原作小说「めぐる。」翻译


さっき、彼女が女子高生に順番を譲ったことも「普段しないこと」だった。それは、彼女に何かすがすがしい気持ちを与えた。何しろ、自分の子どもや孫とも、電話やテレビ電話ではなすぐらいで、目の前の人と話す機会がなかったのだ。普段の買い物ぐらい。それだって、どんなに行きつけになっても、顔も覚えてもらえない。そもそもそんな現代の街に彼女は嫌気がさしていたのだ。
刚才给那个女高中生让位也是「平时不做的事」。她久违地感到神清气爽,因为自己的儿女们之前都是电话和视频电话联系,已经好久没像今天这样在面前与人交流了,之前最多也就是买东西的时候说上两句,但无论在哪里也不会再有什么交集。其实她本来就讨厌这样现代的市井气。
だから、占いの通りに行動して、何か晴れやかな気分になっていたから、普段なら帰って出直すのに、今日はここでお茶をして、少し時間をつぶそうと思った。

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