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re:从零开始的异世界生活 web版第六章(5)

2023-06-27 来源:百合文库
「あ、くそ、録音しといてあとで目つきの部分だけ削ってやりたかったなぁ、今の!」
悔しげにするスバルにエミリアが苦笑し、それから彼女は確かめるような目をユリウスに向ける。ユリウスはその視線に、ちらとスバルの方を見やり、
「私の方から、彼の言葉を否定する余地がありません。実際、私と彼が親しくしている……というのは語弊があります。私としてはこれでも、譲歩しているつもりなのですが」
「譲る歩み寄るって、字面がすでに恩着せがましいんだよ。もっとへりくだれ。……その方がムカつきそうだな」
「困った言い分だ。どうしろと言うのでしょうね、彼は」
エミリアに同意を求めるユリウスだが、そんな二人のやり取りに彼女は己の銀髪をかき上げて、
「やっぱり、すごーく仲いいような……?」
「だから見ての通りだってば」
「え? じゃあ、やっぱり仲いいんじゃ……」
エミリアと感受性の不一致があったが、スバルとユリウスはしれっとしたものだ。その様子にエミリアはますます困惑し、アナスタシアがくすくすと口を押さえて笑う。

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 そんなアナスタシアの反応に、ユリウスがふっと安堵するように唇を緩めた。――そんな仮初めの主従の関係が、その裏側を知るスバルにはどうにもキナ臭い。
ここにいるアナスタシアは、本当の意味でのアナスタシア・ホーシンとは異なり、ガワだけ同じ偽物だからだ。
現在、アナスタシアの中身は人工精霊であるエキドナ――通称、襟ドナに成り代わられている。襟ドナ当人に体を乗っ取る意思はないとのことだが、どこまで信用できるものかは怪しいところだ。事情を知るスバルは、何も知らないエミリアやユリウスに悟られないようにしながらも、警戒だけは欠かさないようにしていた。
「……スバル、いい加減にするのよ」
と、静かに考え込むスバルに、ベアトリスが声をかける。沈黙の間も、ずっとスバルに頭を撫で続けられていた少女の髪は乱れ、可愛い顔が仏頂面だ。
「おお!? 悪い、ベア子! お前の可愛い格好が台無しになって……こんなブチャイクに」

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