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re:从零开始的异世界生活 web版第六章(4)

2023-06-27 来源:百合文库
 その彼女の優しさに、声に態度に、預けてくれた膝の温かさに救われて、スバルは今、ここにいる。
「――――」
だからこそ、それを一人でやり遂げたユリウスの凄さが実体験として理解できる。スバルがこれだけたくさんの手を借りて、四度もやり直すほどに時間をかけて、乗り越えたものを成し遂げているのだから。
それとも、彼にも手を貸す誰かがいたのだろうか。
 アナスタシアに忘れられ、陣営の誰にも手を借りれず、契約する準精霊との繋がりも絶たれて、血縁である弟のことも思い出せない彼に、誰かが。
 だとしたら、それはよかったなと、そう思った。
「先ほどから、じろじろと人の顔を見て……どうかしたのだろうか、スバル」
「どうもしてねぇよ。なんか、優雅とか言われて典雅な感じに笑うお前がいけ好かないって思っただけ」
「優雅に典雅、実に結構な響きだ。まさか君に称賛されるとは思わなかった。意外と嬉しい……いいや、それは言いすぎたな。まあ、普通だろうか?」

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「褒めたつもりねぇけど、その言われ方は腹立つな!」
以前の調子で――否、むしろ前より舌の滑りがよくなった風に言い返され、スバルの方がやり込められる。
 プリステラで、弟の病室で、その横顔に浮かべていた弱々しさが嘘のようだ。あのときは勢いで、その面構えに色々と文句を付けた覚えがあるが、完全に黒歴史。
「スバルとユリウスって、仲良しなのね。ええと、今みたいになる前からこんな風に?」
「エミリアたん、そりゃ誤解だよ。俺とこいつが仲いいとかあるわけないじゃん。俺の今の顔、見た? 自分で言うのもなんだけど、過去最高に目つき悪かったよ?」
「そう? そんなことないと思うけど……あ、今のは目つきの話じゃなくて、二人の仲のことね。スバルの目つきは、いつもとおんなじですごーく悪いと思うわ」
「いつもとおんなじですごーく悪い!?」
「でも私、スバルの目つき好きよ。ホントのホント」

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