译文 | 伊坂幸太郎《杀手界》创作专访(8)
伊坂:在这个团体中,文章视角是随机变化的。但在那之后,我也明白了第三人称很难让读者做到代入感情,就稍微有点害怕写第三人称了。所以虽然有点逃避的感觉,总之还是想暂时换成第一人称试试。比如《重力小丑》和《家鸭与野鸭的投币式寄物柜》,还有一些短篇。不过说到《杀手界》的话,我个人非常喜欢「鲸」和「蝉」这两个词本身。
―それは字面として、ということですか?
——是指很喜欢这两个汉字吗?
伊坂:要するに「鯨」って出てきたら大きいやつだろうとか、「蝉」って出てきたらうるさいやつだろうとか、そういうイメージがわかりやすく伝わるんですよ。読者が読み進んでいる時に「こいつ、誰だっけ」って思われるのが僕は一番辛いんです。「鯨」って出てきたら、「ああ、あの大きいやつね」ってわかるじゃないですか(笑)。だから、「グラスホッパー」は一人称にできなかったんです。ただ、書いている途中でやっぱり一人称に直したりとかもして、本当に悩んでたんです。「グラスホッパー」の執筆期間って、「陽気なギャング」発売前からなので、多分一年半以上なんですけど、とにかくずっと悩んでいて、それがある時、ローレンス・ブロックの「殺しのリスト」って小説を読んだんです。今年のはじめに。あの小説は三人称なんですけど、一人称の言葉、語りがバンバン出てくるんですよ。
それを読んだ時に「ああ、それでいいんだ」と開き直っちゃったんです。
伊坂:简单地来说就是,如果鲸登场的话,就是那个大个子的家伙,蝉登场的话就是那个聒噪的家伙,想要将这样的印象传达给读者。我觉得最难过的就是读者一边读一边想「这人是谁来着?」。看到「鲸」字的话,不是就会想到「哦哦,是那个大个子」嘛(笑)。所以说,《杀手界》不能写成第一人称。不过在写的过程中,又不得不用上第一人称,真的很苦恼啊。《杀手界》的写作是从《阳光劫匪》发售前开始的,期间大概有一年半以上的时间,一直都在纠结着。就在那个时候,今年年初,我读了劳伦斯布洛克的《黑名单》(Hit List)。那部小说虽然是第三人称,不过也有很多第一人称的文字和叙述。在读那本书的时候,我恍然大悟:「这样不就行了。」
「陽気なギャング~」の時の三人称の書き方でやれば、「やるしかないじゃない、と妻の声が聞こえた。君の言うとおりだ、と鈴木は思った」とか、そういう文章になるはずなのに、「グラスホッパー」では、もう、一人称の心理描写みたいにしちゃって。「それはもういいや」と思って。そう開き直った時にすごい楽になって、小説もリズムがでてきて。それで今年の二月にそれまで書いてた登場人物もバーッと減らして、最少人数にして今の形にしたんです。それは、去年一年ずっとこの話を書いてきたのが生きたんだろうなって思いますね。だから「グラスホッパー」二月号を送るときに、編集さんには「全然知らない人が出てますし、鈴木には死んだ奥さんがいる設定になりましたが気にしないでください」って言って(笑)。
―それは字面として、ということですか?
——是指很喜欢这两个汉字吗?
伊坂:要するに「鯨」って出てきたら大きいやつだろうとか、「蝉」って出てきたらうるさいやつだろうとか、そういうイメージがわかりやすく伝わるんですよ。読者が読み進んでいる時に「こいつ、誰だっけ」って思われるのが僕は一番辛いんです。「鯨」って出てきたら、「ああ、あの大きいやつね」ってわかるじゃないですか(笑)。だから、「グラスホッパー」は一人称にできなかったんです。ただ、書いている途中でやっぱり一人称に直したりとかもして、本当に悩んでたんです。「グラスホッパー」の執筆期間って、「陽気なギャング」発売前からなので、多分一年半以上なんですけど、とにかくずっと悩んでいて、それがある時、ローレンス・ブロックの「殺しのリスト」って小説を読んだんです。今年のはじめに。あの小説は三人称なんですけど、一人称の言葉、語りがバンバン出てくるんですよ。
それを読んだ時に「ああ、それでいいんだ」と開き直っちゃったんです。
伊坂:简单地来说就是,如果鲸登场的话,就是那个大个子的家伙,蝉登场的话就是那个聒噪的家伙,想要将这样的印象传达给读者。我觉得最难过的就是读者一边读一边想「这人是谁来着?」。看到「鲸」字的话,不是就会想到「哦哦,是那个大个子」嘛(笑)。所以说,《杀手界》不能写成第一人称。不过在写的过程中,又不得不用上第一人称,真的很苦恼啊。《杀手界》的写作是从《阳光劫匪》发售前开始的,期间大概有一年半以上的时间,一直都在纠结着。就在那个时候,今年年初,我读了劳伦斯布洛克的《黑名单》(Hit List)。那部小说虽然是第三人称,不过也有很多第一人称的文字和叙述。在读那本书的时候,我恍然大悟:「这样不就行了。」
「陽気なギャング~」の時の三人称の書き方でやれば、「やるしかないじゃない、と妻の声が聞こえた。君の言うとおりだ、と鈴木は思った」とか、そういう文章になるはずなのに、「グラスホッパー」では、もう、一人称の心理描写みたいにしちゃって。「それはもういいや」と思って。そう開き直った時にすごい楽になって、小説もリズムがでてきて。それで今年の二月にそれまで書いてた登場人物もバーッと減らして、最少人数にして今の形にしたんです。それは、去年一年ずっとこの話を書いてきたのが生きたんだろうなって思いますね。だから「グラスホッパー」二月号を送るときに、編集さんには「全然知らない人が出てますし、鈴木には死んだ奥さんがいる設定になりましたが気にしないでください」って言って(笑)。