译文 | 伊坂幸太郎《杀手界》创作专访(18)
―(笑)。
——(笑)
伊坂:嘘っていうか、親にも根拠はないはずなんですよ。親だって人間だし、一回しかまだ生きてないのに。でも、子供はそれを無条件に信じますよね。その関係の滑稽さ。僕自身も子どもの時に親から教わって信じてたことが大体嘘だった、っていうのがあるんですよね。大きくなって「このもらったアイテム、使えねぇじゃん」とわかる、とか(笑)。そういうのって、現実の本人は悲劇だけど、物語として書く分には喜劇、ユーモアだと思うんです。ということはつまり、暖かくて、優しい空気が漂っている気がして、だから好きなんでしょうね。
伊坂:是不是谎言,从父母那里也无从得知。父母也是人,明明也只活了一次。但是,孩子就会无条件地相信父母讲过的话。这种关系也就是之前提到的「滑稽」了。我自己也还是个孩子的时候,对于父母教给我的一些毫无根据的话也深信不疑,长大了才知道「这些学到的东西,完全用不到啊」(笑)。虽然在现实中会有点悲剧,但是写成故事的话,又会展现出几分幽默。而我正是喜欢家人之间的这种轻松而温柔的氛围。
「悪」について / 关于「恶」
―悪役についてもお聞きしたいのですが、今回では比与子や寺原がそうなんですが、伊坂さんの書かれる悪って本当に邪悪ですよね。
「ラッシュライフ」の画商の男もそうだし、「オーデュボン」の城山もそうだし。
——我想问一下您关于反派角色的看法,比如这次书里的比与子和寺原,您所写的恶往往是纯粹的邪恶呢。《华丽人生》中的画商男子如此,《奥杜邦的祈祷》的城山也是如此。
伊坂:そのあたりは、各小説によって、意識が違ったんですよね。最初から勧善懲悪をやろうと決めて、記号的な悪を出す場合もあれば、物語の流れ上書いていったら、そういう悪者になってしまった場合もあるんです。比与子に関してはどうだったのかな。ただ、他の鯨とか蝉とかに比べると小さい悪党ですよね。会社の中でいい気になっているだけで。