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『试译』《里亚徳录大地5》-序章(4)

2023-11-05轻小说1月新番里亚徳录大地 来源:百合文库
附日文原文プロローダフェルスケイロから西に馬車で二日ほど移動したところで、隊商が野営していた。
といってもついさっき準備を始めたばかりである。空が赤く染まるにはまだ少し時間がカかるだろう。
とはいえ自衛のために小規模の商人が何人か集まって出来た隊商である。
大店のように部下を多く引き連れているわけでもないので、野営の準備は自分たちで行わなければならない。
それを護衛するのは冒険者のパーティが三つ。計一五人の冒険者たちがパーテ毎に分かれて索敵や休憩、迎撃などを担当していた。
つい先日まで大陸西側から北側へ向かう街道は、盗賊が横行していたため閉鎖されていた。だが二国から派遣された騎士団によって、盗賊たちは壊滅したという情報が広まっている。
もちろんその陰で、首領がある冒険者によって生け捕りにされた、という情報は一般には秘匿されていた。金を利かせれば、義理堅い商人はロが堅いのだ。

『试译』《里亚徳录大地5》-序章


街道か安全になったため海岸沿いの漁村相手に商売を行ったり、魚を仕入れたりする商人たちが集まった隊商だが、ようやく再開できた仕事に安堵の息を吐く者は多かった。
一方、護衛を受けた冒険者たちの顔色は悪い。
一応顔色に関しても依頼主に知られたら、道中が安全でないかもしれないなどの疑いを受けるため、不安を隠してはいる。
それにようやく訪れた先行きの見える商売のことなのだ。 ここで依頼主たちを危険に晒すわナ。にはいかないと、冒険者たちも警戒を強めていた。
「あれから妙な変化は見られないか?」
「今のところは」
神妙な顔を突き合わせるのは各パーティのリーダーだ。
隊商の者たちは気付かなかったが、彼らは進行方向を警戒していたためその異常をはっきりと視認したのである。
「空が歪んでいたなあ」
「ああ、長年この仕事をやっているが、あんな現象は初めて見たぜ」

『试译』《里亚徳录大地5》-序章


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