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スーパーカブ(3)

2023-08-19 来源:百合文库
※就算在学校也没有亲近得算得上朋友的人。没有参加社团活动。也没有像样的兴趣。
 ないない尽くしの生活を特に不便だと思ったことは無かった。
※小熊也没有觉得这样一无所有的生活有什么不便。
 市町村合併で北杜市となる以前、ここが武川村だった頃の中心部に近づいていくに従って、上り坂は少しずつ勾配を増していく。
※在城乡合并成为北杜市之前,随着逐渐接近武川村时代的中心地区,上坡的坡度不断在增加。
 小熊は隣町のホームセンターで買った一万円ママチャリのペダルに力をこめた。横をロードレーサー・タイプの自転車に乗った同じ高校の生徒が追い抜いていく。
※小熊费力地骑着从家居中心买来的一万日元的买菜车。一位骑着公路自行车的同校生从旁边骑了过去。
 あんなエネルギッシュな高校生活を送れたら面白いのかな、と少し思った。学費に加え慎く暮らせばなんとかやっていける程度の生活費が無利子で貸し付けられる奨学金で暮らす身。ママチャリの前カゴに放り込まれている通学鞄かばんの中に入っている弁当も、毎朝自分で作っている。生活に必要ならば自転車を買い換えられるくらいの蓄えはあるが、そんなことのために貯金をはたく気にはなれなかった。

スーパーカブ


※小熊想要是能像那样过上充满活力的高中生活的话,会不会很有趣呢。小熊拿着无利息贷款获得的奖学金,过着只够交学费,苛苛省省只够生活费的生活。就连在自行车前方篮框里的书包里的放着的便当,也是每天早晨自己做的。出于生活需要的话,换一辆自行车这样的积蓄还是有的,但是完全没有想过为了这个而透支自己的存款。
 高校が近づいてきた。もうすぐ予鈴が鳴る時間。周りに同じ制服を着た生徒たちが増えてくる。
※快到学校了。马上就是打预备铃的时间了。周围穿着相同校服地学生们也不断地多了起来。
 自転車、徒歩、高校前のバス停に向かう路線バス、このバスの定期代さえ節約しているが、特に何の目的があるわけでもない。
※有骑自行车的上学的,有步行上学的,有座公交车上学的。小熊就连这个公交车月票都省了下来,却并不是有什么特别的目的。
 最近になって自分には何も無いということを意識し始めた。
※直到最近,小熊才开始逐渐地意识到自己一无所有。
 身寄りも無く、人への関心が薄いため友達も居ない。高校を出た後の目標も無く、生活の中の楽しみといえるものは、せいぜい部屋でラジオを聴いたり、地図を見て空想の旅をするという安上がりな暇つぶしだけ。

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