Re:0 番外篇(2021.4.1更新) 生肉搬运(下)(13)
目を奪われるというのは、こういうことを言うんだろうと思った。
「ありがとう、スバル」
「……どういたしまして。俺も、エミリアたんが喜んでくれてよかったよ
何とか、平静を保ちながら俺はそう答える。
一瞬、ものすごく自然と見惚れてしまったから、俺の変な態度でエミリアのその自然なところを壊したくなかった。
この、何気ない瞬間がものすごく尊いものに思えたから、特に。
「――スバルくん! ごめんなさい、お待たせしました」
「おーしーさーまっ!!」
と、そうしているところに待ち合わせていたレムとシャウラの声が聞こえる。
二人だけでなく、ぞろぞろと連れ立ってやってくるのは、この桜祭りを目一杯楽しむために馳せ参じた頼り甲斐のあるメンバーたちだ。
「桜祭りも楽しいけどさ」
「え?」
「まだまだ、こっから先も楽しいこといっぱいあるぜ。覚悟してなよ、エミリアたん」
やってくるみんなを眺めながら、俺はエミリアにウインクする。
歯を光らせて、とびっきりのキザなスマイルを作り、気になるあの子を狙い撃ち。
そんな俺の言葉に、エミリアは目を丸くしたあと、また微笑んだ。
微笑んで――、
「ええ、すごーく楽しみにしてるわね!」
そう、満開の桜並木に負けないぐらい、華やかな笑顔を見せてくれたのだった。
――祭りが始まる。
でも、桜祭りに限った話じゃなく、楽しい日々は毎日がお祭りなのだ。
だから、祭りは始まるし、続いていく。
――祭りが続く。祭りは、終わらない。
楽しい日々は、まだまだこれからなのだから。
≪学園リゼロ! 5時間目へ続く!≫
前回もお話しした通り、エイプリルフール恒例のIFルートはひとまず埋まっています!
七章の中でIFルートがいけるのか、あるいは精神的に安定したスバルが今後、他のIFルートほど歪むことがあるのか、作者にもわからないので予定は未定!
ひとまず、本日はエイプリルフールであり、ナツキ・スバルの誕生日!
エイプリルフール番外を読みつつ、主人公の誕生日と、前途を祝っていただければ幸いです!
「ありがとう、スバル」
「……どういたしまして。俺も、エミリアたんが喜んでくれてよかったよ
何とか、平静を保ちながら俺はそう答える。
一瞬、ものすごく自然と見惚れてしまったから、俺の変な態度でエミリアのその自然なところを壊したくなかった。
この、何気ない瞬間がものすごく尊いものに思えたから、特に。
「――スバルくん! ごめんなさい、お待たせしました」
「おーしーさーまっ!!」
と、そうしているところに待ち合わせていたレムとシャウラの声が聞こえる。
二人だけでなく、ぞろぞろと連れ立ってやってくるのは、この桜祭りを目一杯楽しむために馳せ参じた頼り甲斐のあるメンバーたちだ。
「桜祭りも楽しいけどさ」
「え?」
「まだまだ、こっから先も楽しいこといっぱいあるぜ。覚悟してなよ、エミリアたん」
やってくるみんなを眺めながら、俺はエミリアにウインクする。
歯を光らせて、とびっきりのキザなスマイルを作り、気になるあの子を狙い撃ち。
そんな俺の言葉に、エミリアは目を丸くしたあと、また微笑んだ。
微笑んで――、
「ええ、すごーく楽しみにしてるわね!」
そう、満開の桜並木に負けないぐらい、華やかな笑顔を見せてくれたのだった。
――祭りが始まる。
でも、桜祭りに限った話じゃなく、楽しい日々は毎日がお祭りなのだ。
だから、祭りは始まるし、続いていく。
――祭りが続く。祭りは、終わらない。
楽しい日々は、まだまだこれからなのだから。
≪学園リゼロ! 5時間目へ続く!≫
前回もお話しした通り、エイプリルフール恒例のIFルートはひとまず埋まっています!
七章の中でIFルートがいけるのか、あるいは精神的に安定したスバルが今後、他のIFルートほど歪むことがあるのか、作者にもわからないので予定は未定!
ひとまず、本日はエイプリルフールであり、ナツキ・スバルの誕生日!
エイプリルフール番外を読みつつ、主人公の誕生日と、前途を祝っていただければ幸いです!