百合文库
首页 > 网文

Re:0 番外篇(2021.4.1更新) 生肉搬运(下)(11)

「女教師っていうといかがわしい称号に感じるけど、そこまでは思ってないから。エミリアたんの言い分もわかるし、ぶっちゃけ俺らがうちの学校から祭りに参加するメンバーの中の最大派閥になると思うぜ?」
「む……」
 実際、クルシュやプリシラの協力、それにオットーやラインハルト、レムのおねだりを受けて参戦するラムの関係者など、その規模はもはや俺にも把握し切れていない。
 さすがに全校生徒レベルとまではいかないにしても、三桁に近い二桁までは十分に考えられるレベルと言えるだろう。
 エキドナさんも、それっぽい話はフレデリカ先生から聞いていたらしい。
 俺の話にも信憑性があると思ったのか、珍しいぐらい深々とため息をついて、
「君はボクを説得するのがうまいな。エキドナの天才だ」
「わ、すごい。私も欲しい」
「そう? 今、喜ぶべきかどうなのかわかんないってコメントしかけたんだけど」
 エキドナさんの態度はともかく、エミリアはやけにエキドナさんに懐いている。
 不思議に思って聞いてみると、エミリアは「えーと」と唇に指を当てて、

Re:0 番外篇(2021.4.1更新) 生肉搬运(下)


「私もよくわからないんだけど、エキドナ先生とは仲良くしたいと思ったの。ううん、仲良くなれそうだなって」
「なるほどね。ちなみに、エキドナ先生と俺はご近所さんだから、俺と仲良くなると、必然とエキドナ先生と接触する機会が……」
「ボクをだしにして彼女と親交を深めるのはやめてくれないか。少し傷付く」
「う、ごめんなさい。ちょっと勝ちに貪欲になりにいってしまった」
 さすがに悪いことをしたと反省。
 それから、俺たちの説得が功を奏したらしく、エキドナさんは「フレデリカ先生に連絡してくる」とケータイ片手に少し俺たちから離れた。
 それを言い訳に逃げるのではとも思ったが、本当に観念したらしく、見える位置で電話をかけてくれているので大丈夫そうだ。
「あれ? スバル、もしかして先にお祭りで遊んでた?」
「あー、実はちょっとね。抜け駆けしたってわけじゃなくて、うちの妹とその友達と先約があったんだよ。ほら、小学生は学校が終わるの早いから」
「あ、それでHRが終わったらすごい勢いで走って帰っちゃったのね」

Re:0 番外篇(2021.4.1更新) 生肉搬运(下)


猜你喜欢