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【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)(6)

親のような心境でありながら、まるで当事者のようにも感じていて。
だから三章は痛かった。大切な居場所が奪われていく。するすると手のひらから零れていく。呼吸を忘れたかもしれないですし、逆に呼吸ばかりをしていたような気もする。そんな展開でした。
で、回ってきた悠月のターン。
特に7巻では割と朔の隣にいることが多く、チームの中でも朔の写し鏡のような存在である彼女は、紅葉の言動に気付きました。
そうして問い詰めるわけですが――返り討ちに。
ずしゃずしゃに雨に打たれている気分だった、というのが正直なところです。紅葉という少女はあまりにも強すぎました。
なんか、このやり取りを見ていると、どこかで鏡写しみたいだな、と思ったりもしましたね。紅葉って実はスペック的にとても朔に通じている部分があり、容姿の面でも夕湖より悠月が引き合いに出されている時点で、どこか並立的な描写をされている感じがあったので。

【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)


だからこそ、悠月の敗北は七瀬悠月その人への敗北だったのかなぁ……とか。
4.本気本気の話は……これもう、語る必要あるかな、という感じ。
6.5巻を読んでいたら、もう絶対に悠月がくるよな、とは分かっていましたし、色んな人が予想していましたもんね。
本気の本気でタガが外れた七瀬悠月の強さがヤバいです。
でもまさか4巻の話を引っ張ってくるとは思わなかったなぁ……そうか、「本気」って話だと、そう繋がるんですよね。盲点でした。
何より好きだったのは、最後でしたね。
主眼が朔ではなく、自分なんですよ。朔をどうこうするんじゃなくて、狂おしいほど愛してやまない自分を魅せる。これ、悠月だなぁ……と。
まぁ後は、イラストがえっぐいな、ってことですかね。それ以外は言葉が要らないと思います。七瀬悠月の本気。くそかっけぇな、って感じです。

【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)


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