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【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)(5)

(『千歳くんはラムネ瓶のなか2』より)
夕湖は嫉妬しないわけではないと思います。でもそれは、きっと羨ましいとかじゃなくて、自分もしたい、っていう思いなんじゃないかと。
ここでも夕湖の言葉が生きてくるわけです。
「そうだよ、私は私の精一杯で朔と向き合えばいいの。他の子は関係ない」
(『千歳くんはラムネ瓶のなか3』より
5巻や6巻を読んで、私は夕湖の言葉がどこか強がりだったのかな、と感じていました。嫉妬しているし、他の子のことをとても意識していましたから。でも違ったんだな、と今回思わされました。というか、7巻を読んで一貫して思ったのは「あー、自分は柊夕湖って女の子のことを何にも知らなかったんだな」ってことでしたね。
と、そんな風に夕湖のことを受けて、他の3人です。

【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)


明日姉、陽、優空。
二人はそれぞれ、紅葉に居場所を上書きされるような形で7巻を終えました。これは決して三章だけの話ではなく、二章でもちょこちょこ描かれていたことです。
朔兄、と呼んでみたり。
8番についていったり。
衣装を作ると名乗り出たり。
ん……?と思う描写はいたるところにあったんですよね。紅葉、押し強くない?と。若干空気読めないレベルでグイグイ来てるし、ものすごくかき乱すし。
でも、悪戯心で彼らの関係をぐちゃぐちゃにするような敵役がチラムネに登場するわけないじゃないですか。
だから三章を読んで、うっわぁ……って言葉を失いましたし、心臓が凄く痛かったですね。痛くて、辛くて、ぐちゃぐちゃになりました。
あとがきとか、色んなところで裕夢先生は書いているときのキャラの心境に影響されるっておっしゃってましたけど、その流れで言うと、私はチラムネを読んでいるときにチラムネのキャラの心にとても影響されているように思います。

【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)


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