百合文库
首页 > 网文

【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)(8)

不安もあるし、迷いもあるし、後悔もきっとあるのに、それでも駆け抜けて。
かっこいいなぁ……って。
でね、でね!
そんな風に思ってぱらぱら~とこのブログを書くためにページをめくっていたら、紅葉のこんなセリフが出てきました。
「先輩、重くないですか?」
(中略)
「あと五人ぐらい紅葉がいたって大丈夫だぞ」
(中略)
「ふふ、じゃあその五人分も私に注いでください」
(『千歳くんはラムネ瓶のなか7』より)
場面が分かりやすいように二つほど多めにセリフを引用しましたが、私は最後のセリフを見て息が止まりました。これ、単に重さだけの話じゃなくて、紅葉の想いが現れている部分なのかなぁ、と。
「満ち足りないから、望みます」

【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)


(『千歳くんはラムネ瓶のなか7』より)
月に手を伸ばす。
その意味を再確認させられる想いのように感じました。
6.まとめさて、長くなりましたが、全体的に「ラムネ瓶を壊す」という感覚がとてもしっくりくるお話だったな、と感じます。
悠月が自分の殻というラムネ瓶を壊し、紅葉が停滞というラムネ瓶を壊した。
ではここから先はどうなるのか。
別に私は、5人みんなが紅葉のようになる必要はないと思うんですよ。「満ち足りない」思いは、何も恋だけに限らないと思うんです。本当の望みと向き合うことが、きっと大切なんじゃないかなーと。
それに今回、否が応でも彼女たちは自分がトクベツじゃないことを自覚することになりました。そこからどう変わっていくのか。とても楽しみです……し、何より朔がどうなっていくのかにも注目したいです。

【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)


猜你喜欢