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【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)(3)

けれど、他の女の子の間では一歩前に進んだ夕湖の姿が尊いし、遠くにあるように見えてるわけです。
個人的には6巻を経て「夕湖と優空が一歩前に進んだ」と思っていたのですが、7巻を読んで「夕湖は前に進み、優空はスタートラインに立ったのか」と気づかされました。きっとまだ、他の彼女たちは一歩が踏み出せていないんですね。
夕湖がそうであったように、きっと一歩を踏み出すためには傷つかなくてはならない。傷つけなくてはならない。その果てに、何かを失くすかもしれない。それなら……と停滞に身を委ねそうになっていく。そんな一章でした。
2.交わるみんな、色づく青そんなこんなで、二章『私たちの青色』。
これはものすっごく青春なお話でしたね。藤志高祭、青組の応援団の準備。みんなで一緒にワイワイやって、合宿して……って。

【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)


5巻も青春してましたけど、それぞれが弱さと向き合った6巻の後だからこそ、あのときよりもずっと愛おしい時間が流れてるんだなぁと感じました。
そんな中でも、それぞれのヒロインとの関係の描き方ですよ。特に悠月とか、朔の家でのやり取りがゾワゾワして最高でした。
更に、合宿回。
私はチラムネで一番ラブコメを感じましたね。わいわいがやがやしてるのは青春っぽくもありながら、朔とヒロイン5人とのやり取りはラブコメっぽくて、笑える部分もあって。3巻で明日姉が朔を攫ってデートに行くシーンみたいな勢いを感じたのは私だけかな’(多分そう)。
また、ヒロイン同士の一対一の語り合いを描いてたのが憎かったですね。Wヒロインものですらヒロイン同士のやり取りって熱いしグッとくるのに、5人全員が魅力的なチラムネでリレーみたいにこれをやるのは強すぎません?

【ぶち壊せ、そのラムネ瓶を】千歳くんはラムネ瓶のなか7【感想】(生,夹杂私货)


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