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《闪光的哈萨维》小说·日文版(第一章·琪琪)(6)

2023-10-27 来源:百合文库
 ケネスは、少女の瞳がかたる意味を感じとって、年甲斐もなくあせっていた。
「……マフティーについては……彼は、危険人物だ。地球連邦政府の秩ちつ序じよを乱す者だ」
「公式的ですね。世間は、みんなマフティーが好きみたいですよ。テレビは、いっぱい特別番組をやって、マフティーは、アムロ・レイではないか、シャア・アズナブルが生きかえって、人の思うことをしてくれるっていってますけど?」
 ギギは、膝においたターミナルのことを忘れて、上体をねじむけたので、ターミナルが浮きあがってしまい、ケネスは手を伸して、それをおさえると、ギギの方に押しもどしてやった。
「……あっ、ありがとうございます」
 ギギは、パソコンを片手で膝の上におろすと、また、自分の質問を忘れたように、ディスプレーの絵をのぞきこんだ。
「……それは極端だな。連邦政府の要よう職しよくにある人びとを暗殺したあとで、地球をクリーンにするために、人類のすべては、地球から出なければならない政策を実施しろ。それがマフティーの宣言だ。そんな宣言をだすマフティーは、子供じみていると思わないか?」

《闪光的哈萨维》小说·日文版(第一章·琪琪)


 ケネスは、ようやく少女に対抗できるレベルの言葉遣いができたと思ったが、「でも、子供の論理って、正しいことありますよ」と少女は、簡単に切りかえしてきた。
「考えが足りないな。世の中、そんなに簡単に動いてはいないぞ」
「……ウン……大人の理屈ってわかりますけれど……でも、偉い人って、ぜんぶ偉いんですか?」
 さすがに、少女は、最後のほうは、ケネスに身をのりだすようにして、ひどく小さい声できいてきた。
「……そうね……汚お職しよくもあるし、情じよう実じつもあるな……清せい廉れん潔けつ白ぱくというわけにはいかない……」
「それをどう考えるんですか?」
 そのとき、少女の瞳が輝いたのは承知していたが、ケネスは反射的に言葉をついでいた。
「……社会の潤じゆん滑かつ油ゆってところかな」
「あなたって、パターンしかしゃべらないんだ」
 プッとふくれた少女に、ケネスは、かえす言葉がなかった。自分が通りいっぺんの言葉でかわそうとしている、と自覚せざるをえない。

《闪光的哈萨维》小说·日文版(第一章·琪琪)


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