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《闪光的哈萨维》小说·日文版(第一章·琪琪)(5)

2023-10-27 来源:百合文库
「かなりバラエティがあるんだな……」
 ケネスが、その画面に見入っている間に、少女は、まったく別のことをいった。
「軍人さんならば、ひとつおききしたいことがあるんです。マフティー・ナビーユ・エリンって、あなた、どう思われているんです?」
「あ……?」
 ケネスは、虚きよをつかれて、少女の瞳をのぞいた。文節を切ってしゃべるなかに、はっきりと意思をこめている少女に、ケネスは見かけによらない芯しんの強さを知って、ドギマギとした。
「……? どういう意味でききたいのだね」
 冷静に答えようとしながらも、ケネスは、その名前こそ今度の地球行きの理由であるので、さらに、動揺をみせてしまったのだ。
「別に……ごく普通の、ホラ、こういうわたしとあなたっていう、行きずりの人間関係のなかでの会話、ってつもりでしたけれど……?」
 少女は、自分の難むずかしいいいまわしに、最後は笑い出していたが、いうべきことをはっきりということは、変りなかった。その明快さは、ケネスには気持ちよかった。

《闪光的哈萨维》小说·日文版(第一章·琪琪)


「なにがおかしい……?」
「だって……大佐は、マフティー・エリンを退治に、地球におりるのでしょ?」
 笑いながら、自分の言葉にたいする相手の立場を洞どう察さつする切りこみ方は、尋じん常じようではないとケネスは感じた。
「……君っ……」
「わたし、ギギ・アンダルシア。君きみというのは、ちょっと……」
「ああ、すまない。君が、どうしてわたしのことを、推量したかはきくまい」
 ケネスのあわてぶりに、少女は、かすかな微笑を消すことはしなかった。ケネスのうろたえたのに、同情するよゆうはあるのだ。
「笑うなよ……わたしは、感情過多の人間らしいということは、承知しているつもりだ……この年齢で、君のような少女から、そういう自分の問題を知らされるというのは、ちょっとショックだ」
 ケネスの長い言葉のあいだに、彼女はケネスを忘れたように、パソコンの絵の動きに見入っていたが、ケネスが言葉をきったとたんに、その瞳がチラッとあがって、『わたしの質問のお答えは?』ときいてきた。

《闪光的哈萨维》小说·日文版(第一章·琪琪)


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