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《闪光的哈萨维》小说·日文版(第一章·琪琪)

2023-10-27 来源:百合文库

《闪光的哈萨维》小说·日文版(第一章·琪琪)



01.ギギ
「失礼……」
「あ、はい……」
 ケネス・スレッグ大佐は、あくびを三回ほどしてから、ひとつ空あいた席のむこうの二十歳前半という感じの青年に声をかけて立ちあがった。
 自じ分ぶんのパソコンで読書をしていた青年は、屈くつ託たくのない微笑をケネスにむけて、パソコンを膝ひざの上で立ててくれた。
 無重力だからといって、シートの上を流れるというのでは、ほかの乗客に嫌われるだけだし、今日のスペース・シップ、ハウンゼンの客の半分は、特権階級の連中である。
 彼等の前で、宇宙遊ゆう泳えいなど見せれば、ケネスの昇しよう進しんなどは簡単にストップするという状況である。軍関係を統とう轄かつする役所の役人がいないだけ、ありがたいというものだが、結果はおなじであろう。
 ケネスは、またも地球連邦政府の閣かく僚りようの一人が、例の評判の少女にお愛あい想そをいっているのを目のはじに捕えながら、キャビンの背後のトイレに流れていった。
 この356便のハウンゼンは、定員、四十あまり。クルーは、五人。

《闪光的哈萨维》小说·日文版(第一章·琪琪)


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