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マリン船長が眼帯を外さなくなった話(4)

2023-10-26 来源:百合文库
そして3時間後、船員全員に集合をかけた。
―海賊船 船内―
 マリン船長に言われたとおり全員に招集をかけた。
集まってから数分後、マリン船長と何故かネクロマンサーのるしあちゃんも一緒に出てきた。
何故るしあちゃんがいるのかそのときはまだ分からなかった。
 「君たち、急に集まってもらったのは他でもないこの眼帯のことです。」
「あの島から帰ってきてから眼帯を外さないと君たちは思っていたでしょう。」
「まどろっこしいことは抜きにして単刀直入に言います。」
「実は船長片眼が無くなってしまったんだわ。」
そう言うと船長は眼帯を外した。
眼の色は同じだが左眼が動いているのに右眼は動いていない。
俺も話は聞いたが実際に見るのは初めてで、本当だったのだと少し驚いた。
「こうして片眼が義眼になってしまったのは船長自身に責任があります。」
「そしてなぜここにるしあがいるのか、全て話します。」
 船長は少し深呼吸した後、事の発端を話し始めた。
「まず、船長と一味の数名があの島に宝を取りに行ったのは知っていると思うんだけど。」

マリン船長が眼帯を外さなくなった話


「宝を持って船に向かう最中に他の海賊団に見つかって船長が船に真っ先に向かったんだわ。」
「そのとき一味が応戦したりしてなんとか行けそうだったと思った瞬間、記憶がなくなったの。」
俺は聞かされた話と船長の話に違いがあることに気がついた。
診療所にいた仲間からは「船長は横からきた敵の攻撃を避けれず眼を失った。」と聞かされた。
その違和感が気になりつつも話に集中した。
「ここからはるしあが話てくれるから。」
船長はそう言ってるしあちゃんにバトンタッチした。
 「どうも潤羽るしあです。一味のみなさんこんにちは。」
「マリンがあの島に行ってる頃、るしあは自宅でネクロマンサーの勉強をしていて。」
「一度休憩をしようとリビングでゆっくりしていたとき、ドンドンドン!と扉をたたく音がしたのです。」
「騒がしいなぁと思いつつ扉を開けるとそこには見慣れた海賊の服を着た男の人達が数名いて。」
「男の人達は必死の形相で『船長が!マリン船長が!!』と言ってたのを覚えているのです。」
「またマリンのいたずらに一味の人達が付き合わされてるのかとおもったんだけど、マリンの姿を見てこれはいたずらではないと分かったの。」

マリン船長が眼帯を外さなくなった話


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