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转生英雄之女482话和483话生肉附带翻译(9)

2023-05-16轻小说翻译 来源:百合文库
「レティーナ・ウィネ=ヨーウィ侯爵令嬢のご親友、だろう」
「ご明察。では、そんなあなたはどちら様で?」
俺がレティーナの友と知って図々しく声をかけてくるような存在となると、数は少ない。
大抵は自意識過剰な高位貴族の子息である。おそらくこいつも、そんな連中の一人と思われた。
典型的な金髪碧眼。鍛えてはいるようだが、肉の付き過ぎない体型。手入れの行き届いた髪は、そこいらの女性よりも艶やかだ。
一見した印象はバランスよく鍛え上げた優男、という感じだろう。しかしその足取りはしっかりとしていて、鍛えただけの弱者ではないと感じさせた。
こいつはそれなりに『使える』やつだ。
「僕かい? 僕はカイン。カイン・メトセラ=レメク」
「ああ、あなたがあの……」

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もちろん、知らないはずもない。今回のターゲット。それが俺の目の前にわざわざ顔を出してくれたというわけだ。
そこで俺は思案する。ここでこいつを始末してしまった方が手っ取り早いのではないか?
要はカインがいなくなれば、レティーナの結婚相手がいなくなるし、この学院で怪しいことをしている黒幕がいなくなる……すべて上手く行くのではないかと、考えてしまった。
しかし俺は、小さく頭を振ってその考えを否定する。
かつて依頼主のいうことを真に受けて暗殺を行った結果、相手が替え玉で殺した相手は、ただの手柄を横取りしたいだけの貴族だったという一件があった。
いや、いうまでもなく、コルティナとその手柄を横取りしようとした飼い主の貴族だったわけだが。
あの一件以来、俺はきちんと裏付けを取ることを学んでいた。

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