【现在开始动真格】祝!!川原砾10周年纪念(5)
きれいにハモる。
「あっ! ひょっとして……」
「まさか、何か知ってるのか、ユイ?」
そのまさかだった。
アスナの肩から飛び立ち俺の回りで滞空する《トップダウン型人工知能》の妖精。彼女は、あらゆる情報が蓄積された持ち前の記録(ログ)を辿りながら、
「あのロボットですが……私の過去のデータベースによりますと、アニメ『アクセル・ワールド』ブルーレイ第二巻収録の第五話、Bパートのクライマックスシーンで登場したバースト・リンカーのモブ集団の一人、ブリキ・ライター! ……の背後にいるデュエルアバターです!」
「いやそれ、説明されても絶対わからないぞユイ」
「よい子は決してやってはいけませんが、『ブリキ・ライター』で画像検索したらその背後にいるロボットがそうですので、脳内補完が捗ります。よい子は決してやってはいけません」
「ログハウスにいたときからだけど、それは一体誰に向かって喋ってるんだ?」
「二人とも、気をつけて!!」
俺とユイの不毛なやりとりを制するアスナ。彼女の警告通り、そのくすんだ黄土色の土管は、俺たちから数十メートル離れた場所に降り立った。
「私の名はブラス・エディターです」
土管は丁寧に名乗ってくれた。俺たちが誰何したからではないだろうが……。
「いざ、お覚悟を」
やつは胸元の観音開きの扉を開き、中からなにかを取り出そうとしている。おそらくは武器。やはり、やつは俺たちに何かしらの危害を加えることが目的のようだ。
ユイを急いで俺の懐の中に隠れさせ、俺とアスナは再度身構える。
くすんだ黄土色のロボットは、胸に大きく開いた扉から、紅色の長い長い棒のようなものを取り出した。片方の先端は円錐形に尖っている。
「それがお前の獲物か?」
俺が問いかけると、
「はい。《赤ペン》です」
……たしかに、よく見るとそうだけどさ!
調子狂うんだよ!!
「……パパ、あのデュエルアバターの正体はブリキ・ライターの担当編集者です。なのであの胸元の《サッカ・カンヅメ・ジェイル》からはそれっぽい武器が出てくるので、気をつけてください!」
俺の懐の中から律儀に解説をしてくれるユイ。ちょっと何言ってるかわからない系情報に戸惑うが、
「うん、わかったよ! ユイちゃん」
アスナはわかっちゃったんだ!? めっちゃ気合い入れてレイピア構えてるし!
ええい、もうなるようになれだ!!
「ふはははははは」
黄土色の土管は超巨大な赤ペンを、片方四本×二の計八本あるチューブ状の細長い腕で器用にくるくると棒術のように回し、