《百华集》——伏见×冬贵篇 (节选)(7)
“算了,这也不是我能妄言的。”
伏見は苦笑した。
伏见苦笑着。
おまえの作る国は腐る、と、冬貴はかつて言った。
你所仰仗效忠的国家最终会腐坏殆尽,冬贵曾这么说过。
だからこそ、伏見はがむしゃらに走った。冬貴の言うことが成就するのは癪だったからだ。
正因为如此,伏见才会不顾一切地奔走。无论如何,他都不想看到冬贵的预言一语成谶。
しかし、かといって今の自分のていたらくはどうだろう。嵯峨野の陰に隠れて政治を操り、ただ自己満足をしているだけではないか
但是,现在狼狈的自己又是为何呢?躲藏在嵯峨野身后对政治进行操控,这难道不仅仅是一种自我满足吗?
——馬鹿馬鹿しい。
——真是太荒谬了。
後悔しては何の意味もない。己の人生に後悔するような余地があったか?
后悔没有任何意义。自己的人生还有后悔的余地吗?
一息入れようと、事務所でも私室として使っている部屋に足を踏み入れると、「腑抜けた顔だ」と長椅子に腰を下ろした冬貴が指摘してきた。
想要休息一会儿,伏见刚踏进公私兼用的办公室,坐在长沙发上的冬贵的指摘迎面而来: “真是一副颓废的样子啊。”
「おまえ、いつの間に……」
“你是什么时候来的……”
当然、約束はない。冬貴にならば裏口から入る芸当くらいはできるだろうが、それでも驚かざるを得ない
当然,没有事先约定。如果是冬贵的话,应该是有从后门进来的本事的,但即便如此,伏见仍忍不住感到惊讶。
「どうした。こんなところに来るなんて、何か私が約束をすっぽかしたか?」
“怎么了?竟然跑到这里来,是我有什么爽约的事吗?”
と、睨めつけるような目でこちらを見やり、冬貴は鼻を鳴らした。