《百华集》——伏见×冬贵篇 (节选)(2)
“为什么要这个?”
不思議そうな面持ちで問われ、「ちょっとね」と伏見は誤魔化す。
看着朋友一脸的不可思议,伏见想要搪塞过去,“嗯……”,含糊地迟疑。
「いくら勉強を教えてやるって言っても、そんなものじゃ女学生の気は惹けないぜ」
“无论怎么教人学习,都是吸引不了女学生的。”
「気を惹く? 俺にそんな必要があると思うか?」
“吸引女生?你觉得我有这个必要吗?”
「さすが、女誑しは違うな。言ってくれる」
“你啊,真不愧是玩弄女人的家伙,是吧?”
くすくすと笑った友人に背中を叩かれ、伏見は応じるように笑みを浮かべた。
朋友哧哧地笑着,拍了拍他的背,伏见回以一笑。
「なあ、次の土曜は浅草界隈に行かないか?」
“喂,下个星期六我们去浅草附近玩玩怎么样?”
「どうしたんだ、突然」
“为什么突然约我?”
「いや、近頃おまえのつき合いが悪いからさ、勉強のしすぎじゃないかと思っていたんだ」
“没有,最近你都不怎么社交,我觉得你是不是用功过头了。”
第一高等中学校に在学中の伏見は受験を控えている。全国から優秀な生徒が集まる全寮制の学校とはいえ、生憎、そこが到達点ではない。ここから帝大に入るためには、まだ血の滲むような努力が必要になる。今の伏見には寄り道は許されないのだ。
就读于第一高等中学的伏见最近正忙于考试。这是个云集了全国优秀学生的全寄宿制学校。即便如此,这里也绝对不是终点。要想考入帝大,血汗的付出绝不可少。现在的伏见不允许任何差错。
「有り難いが、遠慮するよ。週末は実家に帰るんだ」
“谢谢,不过还是算了。我周末要回家。”
「そうか、そいつは残念だ」
“是吗?那太遗憾了。”
実家に帰るというのは本当だが、目当ては清澗寺寺家を訪れることだ。