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来自白深夜宵的感想(转自https://t.co/gdfG7z8OnF)(6)

 けれどその停滞は打ち破られ、動き出すのは避けられない。
 停滞に甘んじることはもはや許されない、ラムネ瓶のなかに転がるビー玉を、月を撃ち落とす覚悟を決めた少女がいるのだから。
二度撃ち抜かれた停滞
 青海陽は二度撃ち抜かれた。
 一度目は紅葉に、二度目は悠月に。
 7巻を通じて一番散々な目にあっていると言えるだろう。
 陽は朔との間にある相棒という関係性と同時に、バスケットに向き合う自分という柱がある。
 そのどちらもが、撃ち抜かれてしまった。
 置き去りのままでは、いられない。
真反対の停滞
 西野明日風は、先輩である。
 後輩である望紅葉とは、2年生である朔達を間に挟んだ真反対の立ち位置だ。
 きっと同じ時間を過ごせない煩わしさは、二人の間に違いはなかっただろう。
 けれど明日風は『明日姉』のまま停滞し、紅葉は停滞を打破し春を巻き戻すことを選んだ。
 真反対な中で、残された時間だけが真反対じゃない。
わがままになれない停滞

来自白深夜宵的感想(转自https://t.co/gdfG7z8OnF)


 内田優空は停滞をもたらした。
 やさしくて甘く、けれどそれがなければバラバラになっていたかもしれない停滞を。
 その停滞の中でわがままになれずにいた彼女は撃ち抜かれた。
 自分が望む普通は、特別にならないと手に入らないと知っているのに。
彼女だけが、撃ち抜かれなかった
 柊夕湖だけが、撃ち抜かれなかった。
 紅葉が撃ち抜いたのは、明日風、陽、優空の三人で、その後に悠月との一騎打ちがあった。
 撃ち抜かなかったのか、撃ち抜けなかったのか。
 単に悠月の後に回していただけかもしれない。
 それでもきっと彼女が一番、停滞から遠かった。


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