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第15话 社畜的企划案(8)

そこにすかさずたたみかける。
「これ以上の話し合いは何も決まらなくて無駄なだけだ! そこで俺は独自の提案をさせてもらう! それが良いか悪いかクラスに判断してもらうまで、この会議は俺が仕切らせてもらうからな!」
一瞬、教室全体が静まりかえる
そして――数秒後には予想どおりの反応が返ってくる。
「な……何言ってんだコラ! 新浜のクセにいきなり出てきてふざけたこと言ってんじゃねーぞ!」
「最近調子乗りすぎなんだよお前! デカい面しやがって!」
「何が仕切るだ! 引っ込んでろ!」
(……8:1:1ってとこか)
クラス全体の反応を見て、脳内で派閥の区分けを行う。
8割がこの状況に混乱していたり沈黙していたりする生徒。
 俺に対して特に強い反発はなく、おそらくこの停滞した状況を変える力があるなら誰だろうと歓迎するだろう。

第15话  社畜的企划案


1割は俺に敵愾心を抱いている生徒。
 『オタクで弱っちい新浜』に仕切られることが気にくわなかったり、俺が成績を上げたりして存在感を増してきたことにイライラしている奴らだ。
 以前に俺に嘘告白を仕掛けた土山とかがいる。
残り1割は展示推し派だ。
 面倒なことは避けたいがために野呂田を代表として楽な案を推している奴らで、俺の提案とやらが面倒くさそうだと反発している。
(8割が歓迎なら一見楽そうに見えるけど、声がデカい反対派が2割いるだけで意見をまとめるのはきついんだよな……)
そして俺は今から陰キャの対極なことを――クラス全員に意思発信して自分の意見を認めさせるということを達成しなければならない。
 この、明らかな敵対派がいる中でだ。
(いいさ……別に大したことじゃない。ただ単にグダグダやってるより俺の案に決めてしまえばいいじゃんとプレゼンテーションするだけだ)

第15话  社畜的企划案


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