《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍，流落到边境展开慢活人生8》-第三章(27)

「2行目の文字だよ! どこで見たのか思い出した！！」
古代エルフの遺跡で思い出した！
「これはあの山の遺跡の奥にあった文字だ！」
「私が調べた遺跡だね」
ルーテイか興味深そうに言った。
悪魔の加護事件でシサンダンと戦ったあの遺跡で、俺はこの文字を見ている。
「勇者管理局だ」
「ゆうしやかんりきよく?」
「この古代エルフの文字と一緒に、 ウッドエルフの粘土板が置いてあったんだ。そこに書かれてあった言葉が勇者管理局だ」
「 『勇者』 を管理する局……?」
ルーティは困惑している様子だ。
『勇者』 のカの凄まじさと、衝動の厳しさはルーティが一番良く理解しているたろう。
それを管理するというのがどれほど難しいことかも。
あのオーガキン達は勇者管理局のために作られたモンスターだということなのかもしれない。
多分考えることは色々あるのだろうけど……
「あー、すっきりした」
俺は思考を打ち切り、笑ってそう言った。

「思い出せないのかずっと引っかかってたんだ、これで気持ちよくお風呂に入れる」
「……そうだね、今はお風呂の方が大事」
これ以上のことは考えても仕方がないのだ。
勇者ヴァンがゾルタンを出ていくまで俺達は休暇中だ。
状況が落ち着いてから、好奇心を満たすために調べてもし、しか、それも今考えることではない。
「水はこれで十分、すぐにお風呂を沸かすから待ってて」
そう、まずはお風呂に入ってさつばりすることか最優先なのだ。
＊＊＊
お風呂から上がり、俺は卵を茹でて手早くたまごサンドを作る。
飲み物はゾルタンから持ってきた茶葉を使った紅茶を。
徹夜明けだし、食事を終えたら俺は昼寝してしまおうか。 
「いいねえ、3人並んでぐっすり寝ようか」
「お兄ちゃんは真ん中」
お風呂に入って体も温まり、まったりとした雰囲気が流れている。
今眠ったら気持ちいいだろうな。
「魔王軍と戦っていた頃は、レッド全然眠らなかったよね」