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梓が唯のことで振り回される話‖轻音少女‖(2)

2023-11-01轻音少女唯梓yuri 来源:百合文库
過去ハマった作品にハマりなおすって本当にあるんですね。
 先日、旧豊郷小学校へ聖地巡礼してきまして、けいおん!のアニメ1期、2期、映画まで見ました(5年ぶり3回目)。未見の人は本当に見てほしい。……未見の人、ここにはいないだろうけど。
 いや見たことある人でも、何度でも見て!
 明確な終わりのある楽しい日常って、なんであんなに心打たれるのでしょうか。
 綺麗に、そして丁寧に描いてくれている「京都アニメーション様」に、そして作品を生み出してくださった「かきふらい先生」に最大の感謝を。
「「わっ! あずにゃんだー! 純ちゃんも! 遊びに来たの?」」
「うわ、すご。タイミングもぴったり」
夏休み。梓と純は、憂の家に遊び来ていた。
 そんな二人を出迎えてくれたのは、二人の唯だった。
 もちろん、唯が分身したわけではない。一人は本物の唯で、もう一人は唯の真似をしている憂だ。

梓が唯のことで振り回される話‖轻音少女‖


 この姉妹は同じ髪形にされると本当に見分けがつかなくなる。
「もう、なにやってるんですか唯先輩。憂も……」
梓はうんざりとした顔を二人に向ける。
「何言ってるのあずにゃん! 今、ここにいるのは私だけだよ!」
「そうだよあずにゃん! 今日は私がおもてなししてあげるからね!」
「へえ~」
「それにねあずにゃん、これはゲームだよ!」
「どっちが本当の唯か当てるゲームだよ!」
「唯先輩、受験勉強はいいんですか?」
この姉妹……めんどくさい。
 ため息をつく梓の隣で、わかったと純は手を打つ。
「それで唯先輩……あ、唯先輩たち、ヘアピンの色が違うんですね」
しかも細かいことに、分け目を逆にしてヘアピンをしている。
 まるで鏡写しのようだ。
「そうだよ純ちゃん! さぁ、あずにゃん! いつもの黄色のヘアピンをしているのが私でしょうか?」

梓が唯のことで振り回される話‖轻音少女‖


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