《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍，流落到边境展开慢活人生8》-第二章 6/6(8)

「うん！」
「軸足がぶれているわね、もっと重心を意識して」
「こ、つかな!」
「振り上げはもっと低くてもいい、槍は長いから大きく振り上げなくても十分威力がある」
「分かった！」
気がつけば俺もリットもルーテイも、つい子供達の訓練に参加していた。
「君はもう基礎かできているから、 『剣闘士』 としての槍の使い方に進んだほうが良いな」
「ええつ、なんで僕の加護が分かったのに！？」
驚く子供に、俺はまるで手品を披露したかのような楽しさをおばえた。
「たくさん勉強したからね」
「すごいなあ、僕もゾルタンで勉強すればできるようになるかな！？」
「たくさん勉強すればできるかもしれないね、でもお父さん、お母さんと離れ離れになってしま、つよ?」
「うーん、それは嫌だなあ……やっばいいや!」
子供はそう言って照れくさそうに笑った。
「だって僕がいないと、畑の世話だって人手が足りないんだからー照れ隠しでもあるのだろうが、しつかりした子供だ。

槍を持っ彼の右手のタコは、戦闘訓練によるものではなく農具によるものだ。
草刈りなどを毎日手伝っているのだろう。
『剣闘士』 の加護は、加護レベ ル川あたりに不遇の時代があるが、そこを乗り越え成長すれば一流の冒険者になれる強力な加護だ。
英雄を目指すなら、スキルをどういう順番で取っていくのかが重要になる。
だが、この少年は戦いに明け暮れ加護レベルを大きく成長させるような人生を目指しているわけではない。
「スキルは、武器熟練：槍、見切り、 ハリイをレベル1ずつ、それから筋力強化と耐久強化をレベル3まで伸ばした方かいいだろう。それから武技：衝撃剣を取ればここらのモンスターには負けなくなるよ」
「そうなんだ！村には 『剣闘士』 の加護のことを教えてくれる人いないから！！」
「いいなあ、俺にも教えてよ！」
「俺も! 俺も」
「分かった、分かった、順番にな」
「やったー」
他の子供達は、 一般的な 『闘士』 、 『戦士』 、 『魔法使い』 、 『僧侶』の加護持ちだった。