《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍，流落到边境展开慢活人生8》-第二章 6/6(7)

「あ! 朝の子もいるね！」
訓練している子供達の中には朝食材を届けに来てくれる少年もいる。
飾りつ気の無い、子供には少々大きすぎる槍を持って突き、振り下ろしと基本の技を繰り出す素振りを行っていた。
「微笑ましいねぇ」
リットが子供達の様子を見て言った。
槍を振るうというより、槍に振り回されている子かほとんどだが、 一生懸命に訓練している姿は確かに微笑ましい。
俺達は木陰に腰掛け、休憩がて ら しばらく訓練の様子を見物することにした。
ダナン達と一緒に素振りをやったことが、今はなんだか懐かしく感じる。
ほんの少し前のことなのに、今見ているのどかな光景とは世界が違うように感じたのだ。
「きゅうじゅうはーち！きゅうじゅーくー！ひやくー！！！」
百回の素振りを終えると、子供達は槍を地面において座り込んだ。
「つかれたー」
「腕いたいー」
そう言いながら、隣の子供と腕を突きあってじゃれ合う彼らの姿はまだまだ元気だった。

「あっ、レッドさんだ！」
少年に気が付かれた。
「レッドさんってゾルタンから来たお医者さんの 」
疲れていたはずなのに子供達は立ち上がり、 一斉に駆け寄ってきた。
本当に元気だな。
「こんにちは、俺は医者じゃなくて薬屋だぞ」
「こんにちは！！でも父ちゃんがレッドさんはゾルタンの偉いお医者様だって言ってたよ！！！」
「うちの父ちゃんも言ってた！」
「すごい大先生なんでしょ!」
子供達はワイワイと騒いでいる。
俺の言葉より親の言葉の方が強力なのだろうな。
後ろでリットとルーテイかおかしそうに笑っている。
「ほらほら、訓練の続きは良いのか?」
「あっ、続きやらないと！」
子供達は槍を取りに行き、わ ざわ ざこちらに戻ってきて俺達の目の前で訓練を再開した。
日頃鍛えた技を俺に自慢するように披露している。
そんな子供達があまりに可愛いものだから……
「握りはこうした方かいいそ」