《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍，流落到边境展开慢活人生8》-第二章 5/6(7)

「はいは い、分かっているよ」
俺は苦笑しながらリットの言うとおりにして食べさせる。
たまにリットはすごく甘えん坊になるな。
「どれどれ……ふむふむ……あー、私この味好き！」
リットはいたく気に入ったようで、もう一口食べたいと口を開けている。
「まあまあ、あとはちゃんとお皿によそってから食べよう」
「はーい」
「天気もいいし、せつかくだから庭で食べようか」
「賛成！」
俺はこのチキンカレーという料理とチキンサラダ、それに井戸から汲んだばかりの冷水を屋外ダイニングのテープルに並べた。
緑に輝く春の山を眺めながら、俺達は茶色で辛いカレーを食べる。
 「このカレーってパンやパスタと一緒に食べるんだよね?」
「今日はパンを用意してあるよ」
「どれどれ。……うん、合うよ！」
リットの食べるスピードか速くなった。
とても気に入ってくれたようだ。
「デュラントの故郷じやライスと一緒に食べていたらしいけど、ここにライスはないからちょっと残念だね」

「完全再現デュラントのカレーを食べるにはゾルタンの交易品でライスが売られているのを待っしかないな」
「いっか食べてみたいな！」
リットの言葉に俺もうなずく。 
「この村でもお祝いの時にしか食べない料理らしいけど、必要な食材は全部この村で収穫できる ライスが手に入ったらまた来ようか」
「やった!」
「わーい」
リットとルーティは手を上げて喜んでいる。 
勇者として冒険していたらたどり着く可能性のない田舎の村。
そこで食べた料理はとても美味しぐ、俺達は楽しく笑い、幸せな時間を過ごしたのだった。
＊＊＊
ゾルタン。中央区にあるレストランのホール。
勇者ヴァンとリュブ枢機卿、水の四天王を撃退したエスカラータの来訪を歓迎するための立食パーティーが行われていた。
「まさかこのゾルタンに勇者様や枢機卿閣下をお迎えできる日がこようとは。そして、この辺境にも仮面の騎士エスカラータ殿の活躍は伝わっております。 このささやかな催しを、冒険の思い出としていただければ、我々にとってこの上ない喜びです」