《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍，流落到边境展开慢活人生8》-第二章 2/6(9)

夕食は笑顔か絶えず和やかに進んだ。
幸せな時間だった。
夕食を終え、それから俺達は庭へと移動し夜風を感じながらのんびりと過ごしている。
「この蝋燭、帰りにもっと買って帰ろうか? 」
テーブルに置かれた燭台の上でゆらぐ紫の炎を見てリットが言った。
夜を照らすには足りない光……しかし、その光はとても幻想的で美しい。
「そうだな、勇者ヴァンがゾルタンから離れたら、テイセとヤランドララにも見せたいな」
「うげうげさんも喜びそう」
ルーティはゾルタンにいる友達に思いを馳せ、穏やかに笑っている。
「勇者ヴァンか」
「テオドラ……いえ今はエスタだったわね。エスタの予想ではあと1週間以内にゾルタンに到着するんだっけ?」
リットの言葉に俺は頷いた。
「到着したらウエンデイダートを回収か。勇者と枢機卿の命令ならゾルタン当局も断れないし、そもそもあの船をどうこうできるだけの技術者がゾルタンにはいない」

「あんな大きな船をどうやって動かすのか分からないけど、ベヒモスの指輪ってのがあるならすぐなんでしょ?」
「べヒモスの指輪は少女が巨人の住む屋敷を運んだという伝説に登場するマジックアイテムで、伝説によれば筋力と運搬能力を同時に増加させる魔法がかけられているようだな。 筋力カ上がった上に運搬能力が何十倍になることで、とんでもない重量のものを運べるようになる」
「でもそれで、 あの巨大な船を運べるの? 巨人の屋敷どころじゃないよ」
「多分、 魔法共同化の霊薬を使うつもりなんだろう。自分にかかっている魔法の力を一時的に他人に分け与える霊薬だ。 べヒモスの指輪の力を分け与えて海まで運ぶつもりだろう」
「伝説級マジックアイテム効果の複製というと、ランク5の霊薬よね?それを大量に? ロガーヴィアでも国庫が吹き飛ぶわよ」
「大陸最大の組織である教会の全面バックアップが無いとできない作戦だな」
ルーティのために俺は貯蓄していた財産を使って旅をしたが、 教会はさすか桁が違いすぎる。