《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍，流落到边境展开慢活人生8》-第二章 2/6(8)

イワナ、ヤマメなど色々な川魚の干物がある……。
「今日はアユの干物と、トマトを使うか」
俺は持参した包丁を手に料理を始めた。
 「まずはサイドメニューから作っておくか」
ポテトのオープン焼きは、じゃがいもを切ってチーズを載せてオープンへ。
野菜スープは、オリーブオイルで野菜を炒め、鍋に入れて煮込む。
サイドは全員分を一回で作れるメニューにしておくのが良い。
さてメインディッシュを作ろう。
ニンニクを刻み、フライバンにオリーブオイルを引いて炒める。
次にアユの干物を投入し焼く……アユの良い香りが胃袋を刺激する。
「んー、良い香り」
「わくわく」
ダイニングにいるリットとルーテイか騒いでいる。
俺の料理を待っ腹ペコ2人のために、美味しい料理を作らなければ。
決意を新たに、下ごしらえをしたトマトを入れる。
塩で味付けして蓋をして蒸し焼き。
頃合いを見て蓋を外し、 ハープの粉末をひとつまみ入れてできあがり。

「アユのトマト蒸し完成」
まずアユを取り出し皿に盛り付けた後、残ったスープ状のトマトを上から掛ける。
干物のアユをトマトの水分で蒸し焼きにしたことで、ふつくらとした焼き上かりになっている。
トマトの赤色に彩られたアユがゞ我ながらいい感じだ。
ふむ、 緑のパセリも添えておこう。
「よし、残りも作るか」
俺はリットとルーティの顔を思い浮かべながら、 料理を続けるのだった。
＊＊＊
ダイニングのテープルには、俺の作った料理が並んでいる。
「いただきまーす！」
「いただきます」
リットとルーティは元気よくそう言ってから料理に手を付けた。
「「美味しい！」」
幸せそうに俺の料理を食べる2人。
「ふつくらしてる」
アユを食べたルーティの目がキラキラと輝いて見えた。
その姿を見ていると、今日も料理を作って良かったと俺まで嬉しくなる。
さて俺も食べよう……うん、美味しくできたな