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《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍,流落到边境展开慢活人生8》-第二章 2/6(7)

「うちの村は肉か無くてね、川魚の干物で良ければあるけれど」
「川魚の干物か……美味しそうだな、それをもらおうか」
俺は他にも食材を色々と買い込んだ。
野菜は種類こそ少ないがどれもしつかりと育っていて、料理をするのが楽しみだ。
「ねえ蝋燭も買っていかない?」
雑貨を眺めていたリットが言った。
「蝋燭? 明かりならアイテムボックスに入ってるけれど」
「でも蝋燭の穏やかな明かりで夜を過ごすというのも風情かあると思わない?」
「確かにそれも風情がありそうだな、よし買おう」
必要な雑貨は持ってきているのだが、この村で作られた物を使うというのも悪くない。
「2種類蝋燭があるけど?」
「片方は実用、片方は鑑賞用だよ」
お店の女性がそう説明してくれた。
「じゃあどっちも買うか」
鑑賞用蝋燭とは一体どういう物か、楽しみだ。
「ありがとね」
ニコニコ笑う店主に見送られ、俺達はコテージへと戻った。

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コテージに着いた頃には、もうあたりは暗くなり空には星と月か見えていた。
早速買ってきた蝋燭を燭台にセットする。
「鑑賞用を1本試してみるか」
俺は蝋燭に火を灯した。
「すごい、炎の色が紫色だ」
リットとルーティは目を輝かせて蝋燭に見入っている。
「ふむ、何かを混ぜているんだろうな、面白い」
「でも全然明るくないね」
「そこは暗い中で灯して楽しむ鑑賞用だな」
俺は笑って紫色の炎を吹き消すと、普通の蝋燭をセットし火を灯した。
「んー、匂いは無いね」
「獣脂から作られている蝋燭ではなさそうだ」
「町から離れた小さな村なのに、色々と行き届いているねぇ」
リットは感、いしている。
「楽しい休暇になりそう!」
楽しそうなリットを見て、俺も一緒になって笑った。
***
「さて、晩ごはんは何を作るかな」
コテージのキッチンに立ち、俺は雑貨屋から買ってきた食材と家から持ってきた調味料を前に考える。

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