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蝶は聖夜に羽ばたく(三)(5)

ちょっと面倒くさそうに内海さんが言うと、少し不機嫌そうに山路さんが彼を睨にらんだので、内海さんは肩をすくめた。
ちょっと意外だった。
山路さんの方がずっと冷静で、内海さんの方が熱血だと思ったのに。
とはいえ、そんな対照的な二人を後部座席から眺めていた私は、張り詰めた空気が嫌でたまらなかった。
「もういいよ!それより正太郎と九条さんの事じゃ無いの?_本当に二人が犯罪に関わろうとしてるなら、絶対に私達で止めなくちゃ。さっさと二人を探そうよ!」

蝶は聖夜に羽ばたく(三)


まったく、九条さんも九条さんだけど、正太郎も正太郎だ。
少し急いだように、どんどん流れていく風景を眺めながら、私は心の中で毒づいた。本当に腹が立つ。
そしてその百倍、正太郎が心配で、胃の中がムカムカした。
今日は百合子とクリパ&お泊まり会の予定だったのに——プレゼントをあげようなんて、余計な事考えなきゃ良かった。

蝶は聖夜に羽ばたく(三)


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