ウサギのツノ(3)
2023-10-31 来源:百合文库
ウサギは酔っぱらって、足元がフラフラです。
するとそこへ、年寄りのシカがやって来ました。
ウサギは、シカに言いました。
「おやおや、ずいぶんおそくおいでだね? おじいさんには、ツノがないのかい?」
「わしは、お前がどんな顔をしてビールを飲んでいるか、見物に来たのさ」
年寄りのシカはウサギに近づくと、ヒソヒソ声で言いました。
「わしは、お前がツノを切り取ったシカのおじだ。あんまりフラフラしていると、はりつけたツノが取れてしまうぞ」
お客の動物たちはシカの言葉を聞いて、こちらに集まってきました。
ウサギは、むりやり笑って答えました。
「あはははは。このおじいさん、ごちそうを食べ過ぎて頭がおかしくなったんですよ。このツノは、生まれたときからわたしのツノですよ」
年寄りのシカはそれを聞いて、大声で言いました。
「あんまりフラフラしていると、はりつけたツノが取れてしまうぞ!」
それを聞いて、ゾウとお客の動物たちはウサギのツノをジロジロながめました。
するとそこへ、年寄りのシカがやって来ました。
ウサギは、シカに言いました。
「おやおや、ずいぶんおそくおいでだね? おじいさんには、ツノがないのかい?」
「わしは、お前がどんな顔をしてビールを飲んでいるか、見物に来たのさ」
年寄りのシカはウサギに近づくと、ヒソヒソ声で言いました。
「わしは、お前がツノを切り取ったシカのおじだ。あんまりフラフラしていると、はりつけたツノが取れてしまうぞ」
お客の動物たちはシカの言葉を聞いて、こちらに集まってきました。
ウサギは、むりやり笑って答えました。
「あはははは。このおじいさん、ごちそうを食べ過ぎて頭がおかしくなったんですよ。このツノは、生まれたときからわたしのツノですよ」
年寄りのシカはそれを聞いて、大声で言いました。
「あんまりフラフラしていると、はりつけたツノが取れてしまうぞ!」
それを聞いて、ゾウとお客の動物たちはウサギのツノをジロジロながめました。