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《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍,流落到边境展开慢活人生8》-第一章 4/4(9)

そしてもう1人、左手で剣を振るう凛々しい顔の青年。
「アルべール」
「お久しぶりです、レッドさん」
かっての傲慢で、そして余裕のなかった表情は消え、謙虚でひたむきな表情がその顔に浮かんでいる。
『ザ・チャンピオン』 のアルべール・リーランド。
ゾルタンの英雄だった男がそこに立っていた。
***
「助かりました」
シェン司教は俺達に礼を言った。
「ゴブリンの数が多く、私達2人だけでは負けはしなくとも村への被害を防ぎきれなかったでしよう」
「俺達も偶然近くを通りかかったところだったから、運が良かったよ」
俺達は村の広場でアルべール達と話していた。
ゴブリン達はすべて討ち取り、村への被害は建物が2っ燃えてしまったが、人的被害は無かった。
怪我をした人も数名いたようだが、こちらはすでにシェン司教が治療している。
兵士の駐屯していないこの村で、あの規模のゴブリンの襲撃をこの程度の損害で乗り切ったのはとても幸運だ。

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「我々はラストウォールからゾルタンへ戻るところだったのですが、ここにゴブリンが向かっているのが見えましてね……これも神の御慈悲でしょう」
シェン司教は印を切って神への感謝を捧げる。
会話はアルべールか引き継いだ。
「俺達はゴブリンより先に村へと走り、村人達を守りながら戦っていたのですが、そこにあなた達が来てくれたというわけです」
アルべールの口調は柔らかい。
かっての刺々しい口調が嘘のようだ。
「もうすぐ俺の仲間も来ると思う、ダナンがアルべールに礼を言いたがっていたよ」
「ダナンさんが俺に?」
アルべールは驚き、顔を赤くした。
「それは光栄だな」
以前のアルべールを知る人達が今のアルべールを見れば、きっと驚くだろうな。
「シェン司教」
ルーティが言った。
「教会との交渉がどうなったか教えてほしい」
「ええ、 ちょうど良いですね、 少しあちらでお話ししましようか」
「お兄ちゃん」

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