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《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍,流落到边境展开慢活人生8》-第一章 4/4(7)

「そんなボロボロだったお前がこうして俺の尊敬する男に戻れたんだから、スローライフってのも1つの強さなんだろうな」
ダナンは、ダナンなりの価値観で俺のことを理解しようとしてくれている。
「これでこのゾルタンに思い残すことはねぇ」
「そうか」
「ギデオン」
「なんだ?」
「お前は好きに生きろ、ここでスローライフすることがお前の強さだってんなら、死ぬ気で幸せに暮らせ」
「死ぬ気で幸せに暮らせってなんだよ」
「魔王軍のことは俺に任せろ、 お前をぶん殴ったこの左腕で魔王軍をぶつ潰してやる」
「……ありがとうダナン」
「礼はいらねえよ、 俺はいつだって戦いたいから戦うんだ、 それが俺だ、俺はこういう生き方しかできない人間だ……それが俺の誇りなんだよ」
「そうだな、ダナンのどこまでも折れない強さを、俺も尊敬していた」
「へへっ……」
「あはは……」
俺達は肩を組んだまま、静かな森へと笑い声を響かせた。

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***
楽しい時間が過ぎるのは早いものだ。
ダナンとの手合わせを終え、俺達はゾルタンへの帰り道を歩いていた。
「ダナン、大丈夫か?」
「おうよ、今日は最高の日だったぜ」
ダナンがフラフラしているのは俺と戦った後、ルーティが次は私が手合わせすると言い出したからだ。
お兄ちゃんの仇を取るとやる気になっているルーティに、ダナンも最強と手合わせできると意気込み……文字通りぶっ飛ばされた。
「というかルーティとの特訓で模擬戦できるレッドの凄さをあらためて実感したぜ」
「別にルーティとの模擬戦は、技を確かめ合う為であって相手を倒すことか目的じゃないからなぁ」
「それでもだ……くそっ、どうやったら勝てるんだ」
ダナンは真剣な顔をしてルーティに勝っ方法を考えていた。
ルーティを相手にして、勝てる方法を探すことができる人間はダナンくらいだろう。
「魔王をぶつ殺したら、また挑ませてもらうぜ」
「うん、 いいよ」

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