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《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍,流落到边境展开慢活人生8》-第一章 1/4(14)

「それで全力じゃないのか」
全くとんでもない武闘家だ。
「ダナン、 プラウリンゴのジャムを作ったんだ。病院食の彩りにどう
「おおつ、 そりゃありがたい。お前の作る料理は美味いよな」
ダナンは嬉しそうに言った。
「もうすぐ食えなくなると思うと残念だぜ」
「そうか、いよいよゾルタンを出ていくんだな」
アスラデーモンのシサンダンとの戦いで負った重傷も癒え、ダナンがゾルタンにいる理由がなくなた。
「寂しくなるな」
「だったら一緒に行こうぜ、魔王軍のやつらを楽しくぶつ殺そう」
迷いなくそう言い放っダナンは、本当にスローライフという生き方が理解できないタイプの人間なのだろう
俺は苦笑しつつ、そんなダナンの生き方もまた素晴らしいものだと感じる
「俺はここでリットと薬屋をやるって決めたんだ」
「残念だ」
ダナンはスローライフを理解出来ない
だが、自分の理解できない価値観があるということを認められる男だ。

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「じゃあ魔王をぶつ殺したらまた遊びに来るぜ、そんときや奢れよ」
「ああ、ゾルタンで一番美味い酒を飲ませてやるよ」
「がはは……ふむ」
そこでダナンは真剣な表情になる
「どうした?」
「いや、 一番美味い酒とやらがあるならゾルタンを離れる前に飲まねえと、後で気になるだろうか」
「そうだな、じゃあ退院祝いに飲むか」
「お、言ったからな! こちとら入院生活でずっと節制してるから飲むぞ?!」
 「……昔みたいにお金に余裕ないから後半は普通の酒で頼む」
「がはは、男らしくねえなあ!」
ダナンはバシバシと俺の背中を叩いた。
痛いから止めて欲しい
「あとあれだ」
「なんだ、まだあるのか?」
「ああ、 お前と別れる前にこれだけはやっておかないとな」
 「何だ?」
「ギデオン、あと一度だけ俺と手合わせしてくれ」
ダナンはまっすぐ俺を見てそう言った。

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