小书痴的下克上WEB（5-176）637 アダルジーザの離宮(15)

「レオンツィオだ！」
“是莱昂齐奥！”
捕虜の監視を任されたアーレンスバッハの騎士達が声を上げ、十人いる八班のうちの半数がレオンツィオを捕らえようと騎獣に乗って駆け出した。
负责看管俘虏的阿伦斯伯罕的骑士们喊道，有十个人的八班中有一半人骑着骑兽跑去捉拿莱昂齐奥。
「邪魔はさせない。私はランツェナーヴェの王になるのだ！」
“别来碍事。我是要成为兰斯内维之王的人！”
そう叫んだレオンツィオは騎獣に乗っていて、その手にはシュタープが握られている。
这样喊叫着的莱昂齐奥骑着骑兽，手里握着思达普。
……なんで？　この人、ランツェナーヴェの王になる人じゃないよね？
……为什么？这个人不是要成为兰斯内维之王的人吧？
ランツェナーヴェの王になるために育てられ、シュタープを得てランツェナーヴェへ向かったのはジェルヴァージオという男性で、レオンツィオという名前ではなかったし、フェルディナンドよりもかなり年上のはずだ。

为了成为兰斯内维之王被抚养长大，得到思达普后前往兰斯内维的，是一位名叫杰鲁维西欧的男性，并不是莱昂齐奥这个名字，应该比费迪南年长许多。
……シュタープ、どうやって手に入れたの？
……思达普，是怎么弄到手的？
わたしが眉を顰めていると、おとなしく転がっていた捕虜の三人が光の帯を破ってゆらりと立ち上がった。三人の手にもシュタープがある。
我皱起眉头后，乖乖躺着的三个俘虏也扯断光带，轻轻地站了起来。三个人的手上也有思达普。
「ローゼマインッ！」
“罗洁玛茵！”
===========================================================
夜空を駆けてアーレンスバッハの寮の上空でダンケルフェルガーと合流。
隠蔽を破ってアダルジーザの離宮に突入。
簡単に捕らえられたように見えたランツェナーヴェの者達の手にシュタープが。