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华鸣之花(日语版小说)(16)

 そんな気がした、その時――
『空いっぱいの星を見たいなぁ。それでオリオン座を君と私、どっちが先に見つけるか競争するの』
あぁ、また君の姿が見える。君の声が聞こえる。
 僕の前にちょこんと座る君をぼんやりと見つめると、僕は静かに答えた。
「そうだね、長野県まで連れて行った。結局オリオン座はどこにあるか分からなかったね」
君は思いっきりの笑顔を浮かべる。
 でもまだ言うことがあるのか、人差し指で髪を遊ばせながら言う。
『スカイダイビングしたい!』
「君は飛び降りるのが好きだよね……あれはお金がかかったよ』
君が僕にさらに近づく。
 君の匂いがする。
『銃を撃ちたい。ほら、こうやってパーンって』

华鸣之花(日语版小说)


「わざわざ韓国まで行ったね」
君の額が僕に触れる。
『陶芸』
「やった」
『イルカと泳ぐ』
「それもやった」
『ゲームセンターで豪遊』
「僕のお金でね」
『猫カフェで猫に埋もれたい』
「猫アレルギーだったの知らなかったよ」
『森でサイクリング』
「自転車下手くそなくせに」
だめだ。
 これ以上は……。
『――好きだよ』
目を閉じる。
 あぁ、僕は泣いているのかな。
 うまく息ができないし、心臓が苦しい。
 頭が痛くなって、何かが口から零れそうになって――
「全部……全部叶えてやったぞ!!!! 千世!!! お前が欲しいものも! 行きたい所も! 見たいものも! 全部叶えてやったぞ!!!」

华鸣之花(日语版小说)


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