转生英雄之女527--530话(13)
2023-05-16 来源:百合文库
「その、神殿の方は……?」
「のーぷろぶれむ! 書き置きしてきたから」
「問題ありすぎィ!?」
要はまた抜け出してきたというのだ、この教皇様は。
これでは枢機卿連中の心労も溜まろうというものだ。心中察するに余りある。
「まあそうね。だからすぐに戻らないといけないのに、ニコルちゃんがなかなか来ないんだもの」
「う、ごめんなさい」
そう、今日の来訪の目的はフィーナの洗礼の儀のためだ。
着飾ったフィーナは可愛らしく、俺の時にマリアとフィニアがエキサイトしていた理由が、今になってよくわかる。
それに、ギフトの有無だけではなく、洗礼という行為自体にも大きな意味を持つ。
ここで世界最大派閥の世界樹教の洗礼を受けることによって、村という社会の中にようやく溶け込めるという意味もあった。
いわゆる同属意識というモノだろうか。同じ派閥に属する仲間だから持てる一体感のようなモノだ。
もちろん、この後で世界樹教から別の宗派に宗旨替えするのも自由である。
世界の根源にして魂の輪廻を司つかさどる世界樹教は、生と死をも司つかさどるといってもいい。
そこに至るまでに細かい注文を付けるほど、狭量ではない。ただし半魔人は除くという現状ではあるが。
「ニコル様ってば、マクスウェル様のお酒を飲んでひっくり返ったんですよ」
「あ、こらフィニア! 告げ口するなんてヒドイ」
「のーぷろぶれむ! 書き置きしてきたから」
「問題ありすぎィ!?」
要はまた抜け出してきたというのだ、この教皇様は。
これでは枢機卿連中の心労も溜まろうというものだ。心中察するに余りある。
「まあそうね。だからすぐに戻らないといけないのに、ニコルちゃんがなかなか来ないんだもの」
「う、ごめんなさい」
そう、今日の来訪の目的はフィーナの洗礼の儀のためだ。
着飾ったフィーナは可愛らしく、俺の時にマリアとフィニアがエキサイトしていた理由が、今になってよくわかる。
それに、ギフトの有無だけではなく、洗礼という行為自体にも大きな意味を持つ。
ここで世界最大派閥の世界樹教の洗礼を受けることによって、村という社会の中にようやく溶け込めるという意味もあった。
いわゆる同属意識というモノだろうか。同じ派閥に属する仲間だから持てる一体感のようなモノだ。
もちろん、この後で世界樹教から別の宗派に宗旨替えするのも自由である。
世界の根源にして魂の輪廻を司つかさどる世界樹教は、生と死をも司つかさどるといってもいい。
そこに至るまでに細かい注文を付けるほど、狭量ではない。ただし半魔人は除くという現状ではあるが。
「ニコル様ってば、マクスウェル様のお酒を飲んでひっくり返ったんですよ」
「あ、こらフィニア! 告げ口するなんてヒドイ」