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メルヒェン·マイネスレーベンス:タイトル付けない私ヶ小説家失格(2)

2023-03-17原创校园轻小说 来源:百合文库
パンを買って来たつもり、部屋を後にした途端、背後から出した声
「矢牧さんとデビューしたらどう?漫才で」
この毒舌な言い方、正真正銘の遠野さんだ。 
「いやいや、そんな才能がないんですよ」
「褒めてない」彼女の目はまっすぐ睨んでいる「冗談をさて置き、用事がある」
そう言われても、俺に用事があるなんて、少し驚いた。記憶に遡ると、この一週間は極普通、さらに言えば普通しかない。
個人ではなく、やはり委員長の職務に関わる――ならば、答えは一つ。
「あのー、遅くなったらアンパンが売れ切るかも、じゃー」
「お待ちなさい」
肩が捕まえた。手はマジ柔らかい、けど加える力も本物だ、マジ痛い。
「いつまで逃げるつもりかしら、ただの部活志望書、三日ほど後回すなんてどう考えてもありえないだろう」
「すいませんでした、面目ない」
「今日は部活参観の最終日、明日絶対表紙を提出しなさい」遠野はカバンの中に何を漁る様子「ちゃんとこちらのチラシを参考するわ、持っていけばいい」
俺の回答を確認しないまま、遠野は去った。
「反論の余地さえないか」
よく考えてみれば、根本的に複雑な問題じゃない。
本当に一人ぼっちにいったいなら、明日空白の表紙を出して、放課後帰宅に済んだ。だとしたら、何も変わらない。俺が望んでるストーリーもまた失う。
キャラクターとの出会い、誰も予測できない運命の舞台、脚本に載せないセリフ、敢えてイノチを燃える情熱。俺はただそれを見たいんだ、一番近くに。
窓外、風に揺らめいた楠木の梢がキラリと眩しい陽光を閃いてる。数羽の白鳥は雲の高みへ飛び立って行く、数本の痕跡まるで古代なドラゴンが残った爪傷。
いよいよ放課後、残念ながら小説の最後章まだ読め切れないが、主人公の結局より俺の命のほうが大事。再三部活決めを躊躇うと、ベッドエンディーンに決まってるぞ。あ、ちょっとだけ怒ってる遠野の様子も見たいけど。
「俺はもう行く」
「部活?」
「そうそう、新入部員の面倒を見なきゃ。悪いな、俺がいないと寂しくなるでしょう」
「実話をお聞きたい?」
「いや、遠慮しておく」
「とっとと去れ!後輩達にもこの無様な様子を見せろよ」
「はい、頑張りまーす」
翔也は去った、その後宿題を整理し終わた俺も。廊下の隅には生徒会の掲示板がある、当然今貼るのは部活の情報ばっかり。
「海の欠片で、真っ自分を探そう。(水泳部)」いいね。
「おいしい!おかわり!おそまつ!(料理部)」
「サヨナラ、私のカロリー(ダイエット部)」まさにそんなクラブあるの?
「いいか、絶対来ないで(ツンデレ部)」……
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