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第27話 帅哥能不能死绝啊(12)

「え、だって私兄貴と違ってモテるもん」
「兄をディスるのは禁止だってこの前言っただろぉ!?」
陽キャでリア充であることを見せつける妹が辛い。
「まあ、男の子だっていくら美少女でも性格がクソ傲慢な奴とか付き合いたくないでしょ? ハードとソフトって同じくらい大切だし」
「確かに……」
思い出すのは前世で出会った本社から出向してきた美人OLだ。
自分は可愛いから許されるという自信に満ちあふれており、同僚や後輩をヒステリックに責め、上司には猫なで声で接して恩恵を得るのが常套手段だった。
 最初はこんな美人と仕事ができるなんてラッキー!と思ったが、すぐに評価はただのクソ女に変わった。

第27話 帅哥能不能死绝啊


 本社に戻っていった時は心からほっとしたものだ。
「いくら顔が良くても暴言を吐いたりやたら傲慢だったりが許されるのは、それこそラノベやアニメの中だけだよな……現実にいるとマジでクソだ」
「そーいうこと。兄貴の大好きな紫条院さんはそんな見た目だけの王子サマになびく人なの?」
「いや、それは……考えてみたら全然想像つかないな。というか絶対ない。俺は一体何を悩んでいたんだ……?」
 冷静になって考えてみるとあの傲慢男になびく可能性を考えること自体が紫条院さんへの侮辱でしかない。イケメンという自分に縁のない力を前にして少なからず不安になっていたようだ。

第27話 帅哥能不能死绝啊


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