第28話 这段时光真是幸福极了这话说不出口啊(说出口了)(8)
「あー……紫条院さん苦手だもんな理系全般……」
「そうなんです! そもそも化学や生物ならまだしもあの平面ベクトルとか三角関数とか将来本当に使うか疑問です! もう泣いてしまいます!」
ううむ、相当テンパっている。
ラノベ禁止令回避のためにずっと頑張ってきたが、最後の詰めにさしかかってちょっと心がお疲れのようだ。
「まあ、工学系とかの専門的な職業だと使うだろうけど……普通の仕事じゃ基本的に使わないだろうなあ」
「え……! やっぱりそうなんですか……!?」
紫条院さんが衝撃の真実を知ったとばかりに目を見開く。
「こんなに苦労して覚えても社会に出た後で活かす機会がないなんて……なら一体どうして私たちはこんなものを学んで……?」
うん、みんな一度はそこを考えるよな。
特に数学とか古文とか。
漢文に至ってはアレもう暗号解読の訓練かと思う。
「まあ、身も蓋もないことを言えば学歴や受験のためだろうけど……どういう意義があるのかと言えば俺は自分を知るためだと思ってる。将来の実用性があるなしに関わらず色んな事を学べば、どの分野が自分に適性があるのかわかって将来の方向性を決めやすくなるし」
「それは……そうですね。私は数学者とかプログラマーとか絶対無理です……」
俺の平凡な論なんかに紫条院さんは深く納得して頷く。
素直だ……。
ちなみに偉そうに語っている俺だが、前世の高校時代において勉強は万遍なく苦手で、自分の適性も何もロクに見分けられなかった。
「そうなんです! そもそも化学や生物ならまだしもあの平面ベクトルとか三角関数とか将来本当に使うか疑問です! もう泣いてしまいます!」
ううむ、相当テンパっている。
ラノベ禁止令回避のためにずっと頑張ってきたが、最後の詰めにさしかかってちょっと心がお疲れのようだ。
「まあ、工学系とかの専門的な職業だと使うだろうけど……普通の仕事じゃ基本的に使わないだろうなあ」
「え……! やっぱりそうなんですか……!?」
紫条院さんが衝撃の真実を知ったとばかりに目を見開く。
「こんなに苦労して覚えても社会に出た後で活かす機会がないなんて……なら一体どうして私たちはこんなものを学んで……?」
うん、みんな一度はそこを考えるよな。
特に数学とか古文とか。
漢文に至ってはアレもう暗号解読の訓練かと思う。
「まあ、身も蓋もないことを言えば学歴や受験のためだろうけど……どういう意義があるのかと言えば俺は自分を知るためだと思ってる。将来の実用性があるなしに関わらず色んな事を学べば、どの分野が自分に適性があるのかわかって将来の方向性を決めやすくなるし」
「それは……そうですね。私は数学者とかプログラマーとか絶対無理です……」
俺の平凡な論なんかに紫条院さんは深く納得して頷く。
素直だ……。
ちなみに偉そうに語っている俺だが、前世の高校時代において勉強は万遍なく苦手で、自分の適性も何もロクに見分けられなかった。