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第22话 修罗场才是社畜之华(6)

「そこが難しいところなんですけど……携帯番号がわかっているクラスメイトは全員部活動の出し物やら、校外の友達と回る約束やら、彼女とのデートやら何かの予定が入っているんです。今シフト担当しているメンバーも全員予定ありです」
各人のスケジュール管理を担当していた風見原は、間の悪さにため息をつく。
 まあ文化祭なんていうイベントで、何の予定もなくヒマする奴の方が少ないか。
俺が呼べそうなのは銀次だけだが……あいつも確かこの時間は部活の出し物に行ってるはずだ。
「選択肢は二つです。それぞれの用事を無視して携帯で呼びつけるか……それとも4人で何とか現場を回すかです。後者だとおそらくお客への提供スピードはかなり落ちるでしょうけど」
「それは……」
その判断を目の前の少女たちに問う気はなかった。

第22话   修罗场才是社畜之华


 これは俺が提案して築いてきた出し物のことであり、俺が決めるべきだと思えた。
(呼び出しか……楽しい時間を過ごしているみんなへの呼び出し……)
ふと思い出すのは前世における貴重な休暇の日のことだった。
貯まったアニメを消化しよう、積みゲーを開封しよう、どこか美味しいものを食べに行くのもいいか――そんな淡い高揚感を無残に打ち砕く会社からの出勤要請コールは、未だに心の傷となっている。
(みんなだってそれぞれの文化祭があるんだ。例えばさっき紫条院さんと一緒にいた時間にもし無慈悲な呼び出し電話があったら……そんな貴重な青春タイムを台無しにするような真似はしたくない)
だが、だからと言って4人で普通にやれば、大量に来てくれているお客に対して十分なスピードで提供できず、不満や失望を浴びたまま俺たちの文化祭は終了してしまう。

第22话   修罗场才是社畜之华


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