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第19话 文化祭、和你一起(10)

ちょ、おまええええええええ!?
 ど、どうして俺が紫条院さんのことを好きだってことを……!
『どうして新浜君が紫条院さんのことを好きだと知っているかですか? ここ最近新浜君をずっと見ていたからとか言えばサブヒロインっぽいですが、まあ普通に二人の勉強会を目撃しただけです』
み、見られていただと……!?
 俺と紫条院さんのあの勉強会を!?
『いくら恋愛に疎い私でもあの勉強会での新浜君のラブオーラを見れば察します。そういうわけで仕事という口実をプレゼントしますので、ゆっくりしてきてください。ふふっ、私って実行委員としてはアレでしたがキューピッドとしては有能すぎません?』
手紙はそこで終わっていた。
 まあ、その、なんだ……言いたいことはいくつかあるが……。
(ありがとうっっっ!! ありがとう風見原! マジのガチで有能だ……!)

第19话    文化祭、和你一起


お前ってば『自分より仕事できる人がいると矢面に立ってもらえて実にありがたいですね。おかげで私は秘書的なポジションでいられます』とか笑顔で言ってアドバイザーの俺にクラスの指揮を丸投げしていたけど……全部許した!
「あの、風見原さんからの手紙は何て書いてあったんですか? アドバイザーの新浜君しか読んじゃダメって言われたので中身は見てなくて……」
「あ、ああ! 一人でも多くの客をウチに誘導するために、クラスの代表としてプラカード持って他の出し物に突撃してこいって! でも妨害と思われないようにあくまで客として行くのは忘れずにってさ!」
「わあ、それは重要な仕事ですね! ふふっ、私もしっかり頑張ります!」
純真無垢な紫条院さんが、俺の言葉をすぐに信じてテンションを上げる。
 うーん、このピュアさよ。
「それじゃあさっそく行きましょう! 私、どうせなら色んな出し物に行って楽しんでみたいです! あ、焼きソバは絶対食べますよ!」

第19话    文化祭、和你一起


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