第9话 学校阶级排名上升了(6)
以下为原文
第9話 学園カーストランクが上昇しました
「ね、ねえ、新浜君ちょっといい?」
昼休みに俺と銀次が教室でメシを食っていると、クラスの女子である筆橋から声がかかった。ショートカットのスポーツ少女で元気だが成績が残念な奴だ。
「ああ、どうしたんだ筆橋さん」
「いや、その……お願い! 新浜君のノート貸して! この前の授業で後藤先生が名指しで褒めてたその完璧ノートを!」
「ああ、筆橋さん部活疲れのせいか後藤先生の授業かなり寝てるもんな。それでそろそろノートチェックが近いからヤバいと」
「そう! 恥ずかしいけど全くそのとおりなの! どうかお願い!」
「うーん……じゃあ購買前自販機で売ってるイチゴミルク一本で」
「わかった! 後でおごるから!」
別に貸すのはいいのだが、タダで貸しまくると他にも大量にレンタル希望が出るかもしれないので一応の料金は課す。
自分のものを安売りすると悲劇しかないのだ。
「じゃあ商談成立っと。でも又貸しはナシで頼む」
「た、助かったぁ……! 本当にありがとう!」
俺がノートを手渡すと、筆橋さんは嬉しそうな顔で席へ戻っていった。
「おい、新浜。ちょっといいか?」
筆橋と俺の話が終わるのを待っていたのか、今度は野球部の塚本が声をかけてきた。
「この前お前が設定してくれた俺の着メロ聞いて彼女が同じのにしたいって言うんだよ。けど俺じゃケータイのことはサッパリで……」
「ああ、今度その彼女のケータイ持ってきたら設定するよ」
「おお、恩に着る! 今度購買のパンでもおごるぜ!」
よほど彼女にせがまれていたのか、塚本はかなりほっとした顔で去って行った。
しかし着信メロディって懐かしいな。ガラケー時代はあれだけ流行っていたのにスマホ時代になったらなんであんなに聞かなくなったんだろ?
第9話 学園カーストランクが上昇しました
「ね、ねえ、新浜君ちょっといい?」
昼休みに俺と銀次が教室でメシを食っていると、クラスの女子である筆橋から声がかかった。ショートカットのスポーツ少女で元気だが成績が残念な奴だ。
「ああ、どうしたんだ筆橋さん」
「いや、その……お願い! 新浜君のノート貸して! この前の授業で後藤先生が名指しで褒めてたその完璧ノートを!」
「ああ、筆橋さん部活疲れのせいか後藤先生の授業かなり寝てるもんな。それでそろそろノートチェックが近いからヤバいと」
「そう! 恥ずかしいけど全くそのとおりなの! どうかお願い!」
「うーん……じゃあ購買前自販機で売ってるイチゴミルク一本で」
「わかった! 後でおごるから!」
別に貸すのはいいのだが、タダで貸しまくると他にも大量にレンタル希望が出るかもしれないので一応の料金は課す。
自分のものを安売りすると悲劇しかないのだ。
「じゃあ商談成立っと。でも又貸しはナシで頼む」
「た、助かったぁ……! 本当にありがとう!」
俺がノートを手渡すと、筆橋さんは嬉しそうな顔で席へ戻っていった。
「おい、新浜。ちょっといいか?」
筆橋と俺の話が終わるのを待っていたのか、今度は野球部の塚本が声をかけてきた。
「この前お前が設定してくれた俺の着メロ聞いて彼女が同じのにしたいって言うんだよ。けど俺じゃケータイのことはサッパリで……」
「ああ、今度その彼女のケータイ持ってきたら設定するよ」
「おお、恩に着る! 今度購買のパンでもおごるぜ!」
よほど彼女にせがまれていたのか、塚本はかなりほっとした顔で去って行った。
しかし着信メロディって懐かしいな。ガラケー時代はあれだけ流行っていたのにスマホ時代になったらなんであんなに聞かなくなったんだろ?