第5话 放学后是决定好的好感度事件和生意买卖(13)
スクールカースト上位の花山らしく、俺を見るなり“下”の奴が邪魔すんなと言いたげな言葉を浴びせてくる。
(いくつになってもこの手の女は苦手だったな……)
自分の顔に自信があり、男に仕事を押しつけたり上司に愛想を使って特別扱いしてもらう女子社員も俺はそこそこ見てきた。
そして、こいつらは「私は可愛いから特別!」という理屈で生きているため、自分より可愛い女性の存在を許せずにすぐイジメに走るのだ。
(うぁー……大人メンタルでもこれ系の相手は胃が痛い……。何か文句言われるとすぐ自分を悲劇のヒロインに仕立てて相手のネガキャン始めるからなあ)
「今、紫条院さんに掴みかかろうとしただろ? やめろよそういうのは」
「関係ないから失せろっての。なんなん? 漫画読みすぎてこの女を守ったら付き合えるとか思ったの? ふはっキモっ!」
マジで品がない女だ。
まあいい、こういう時の対処法は決まってる。しかも俺は未来人だからな。手札は最初っからある。
「ところで花山さんさあ、最近駅から北の繁華街行った? 特に五丁目のホテル前あたりでよくサラリーマンと話しているのを見るんだけど」
「……っ!?」
花山の顔色がさっと青ざめる。
そりゃそうだよな。お前は普段からそこでおっさそりゃそうだよな。お前は普段からそこでおっさんに援助交際を持ちかけるフリして会話を録音して写真を撮り、口止め料をせしめているもんな。
もちろんバレたら退学もありうる。
「てめ……っ! なんでお前……!」
「ちょっと知る機会があったんだよ。花山さんの小遣い稼ぎをね」
知る機会とはもちろん未来での話だ。
こいつは高三の時に援交脅迫がバレて退学になった上にニュースにもなったのだ。その時は学校も騒然となったから詳細もよく憶えている。
(いくつになってもこの手の女は苦手だったな……)
自分の顔に自信があり、男に仕事を押しつけたり上司に愛想を使って特別扱いしてもらう女子社員も俺はそこそこ見てきた。
そして、こいつらは「私は可愛いから特別!」という理屈で生きているため、自分より可愛い女性の存在を許せずにすぐイジメに走るのだ。
(うぁー……大人メンタルでもこれ系の相手は胃が痛い……。何か文句言われるとすぐ自分を悲劇のヒロインに仕立てて相手のネガキャン始めるからなあ)
「今、紫条院さんに掴みかかろうとしただろ? やめろよそういうのは」
「関係ないから失せろっての。なんなん? 漫画読みすぎてこの女を守ったら付き合えるとか思ったの? ふはっキモっ!」
マジで品がない女だ。
まあいい、こういう時の対処法は決まってる。しかも俺は未来人だからな。手札は最初っからある。
「ところで花山さんさあ、最近駅から北の繁華街行った? 特に五丁目のホテル前あたりでよくサラリーマンと話しているのを見るんだけど」
「……っ!?」
花山の顔色がさっと青ざめる。
そりゃそうだよな。お前は普段からそこでおっさそりゃそうだよな。お前は普段からそこでおっさんに援助交際を持ちかけるフリして会話を録音して写真を撮り、口止め料をせしめているもんな。
もちろんバレたら退学もありうる。
「てめ……っ! なんでお前……!」
「ちょっと知る機会があったんだよ。花山さんの小遣い稼ぎをね」
知る機会とはもちろん未来での話だ。
こいつは高三の時に援交脅迫がバレて退学になった上にニュースにもなったのだ。その時は学校も騒然となったから詳細もよく憶えている。