第5话 放学后是决定好的好感度事件和生意买卖(12)
(あいつら……ギャルの花山とその取り巻きたちか! いつも彼氏にどれだけ貢がせたとか自慢してるビッチどもじゃねーか!)
花山美智子は印象深くて名前を覚えていた奴の一人で、カレシとカネが思考の中心な典型的なビッチ系ギャルだ。
(あいつらは自分より可愛くて男にモテる女子が大っ嫌いだったもんな……勝手に紫条院さんを敵視してイチャモンつけてるってとこか)
おそらく教室でダベっていたところに紫条院さんが通りがかり、人目がないのをいいことにシメにかかったのだろう。
「そ、そのすいません。調子に乗っているというのはどういう所が……」
「チョーシ乗ってるのはチョーシ乗ってるんだよ! はっ! ブリっ子して男に毎日媚び売っちゃってさ! マジムカつくんだよね!」
「そーそー! ミチコの言うとおりよね! マジでチョーシ乗ってる!」
しかしチョーシ乗ってるって難癖つける時に便利な言葉だなあ。
単に自分が気にいらないだけなのに、さも相手の振る舞いに問題があるようなイメージを与えるイチャモン特化言語だ。
「明日から媚び売るのやめてよね。髪も中学の校則みたいにダサく切ってメイクもナシ。オジョーサマは男から距離とって生きろってのっ!」
「え? 私は特にメイクなんてしてないですけど……」
「~~~~っ! このっ……!」
メイクバリバリの花山はそのノーメイク発言がカンに障ったのか、紫条院さんの胸元へ手を伸ばして掴み上げようとする。
「おい、やめろ」
だが見かねてその場に飛び出た俺が声をかけてそれを制し、紫条院さんを暴力から守るために彼女の前へ立つ。
「新浜君……!」
「はぁ? 誰かと思ったら新浜? ネクラはすっこんでろっての!」
花山美智子は印象深くて名前を覚えていた奴の一人で、カレシとカネが思考の中心な典型的なビッチ系ギャルだ。
(あいつらは自分より可愛くて男にモテる女子が大っ嫌いだったもんな……勝手に紫条院さんを敵視してイチャモンつけてるってとこか)
おそらく教室でダベっていたところに紫条院さんが通りがかり、人目がないのをいいことにシメにかかったのだろう。
「そ、そのすいません。調子に乗っているというのはどういう所が……」
「チョーシ乗ってるのはチョーシ乗ってるんだよ! はっ! ブリっ子して男に毎日媚び売っちゃってさ! マジムカつくんだよね!」
「そーそー! ミチコの言うとおりよね! マジでチョーシ乗ってる!」
しかしチョーシ乗ってるって難癖つける時に便利な言葉だなあ。
単に自分が気にいらないだけなのに、さも相手の振る舞いに問題があるようなイメージを与えるイチャモン特化言語だ。
「明日から媚び売るのやめてよね。髪も中学の校則みたいにダサく切ってメイクもナシ。オジョーサマは男から距離とって生きろってのっ!」
「え? 私は特にメイクなんてしてないですけど……」
「~~~~っ! このっ……!」
メイクバリバリの花山はそのノーメイク発言がカンに障ったのか、紫条院さんの胸元へ手を伸ばして掴み上げようとする。
「おい、やめろ」
だが見かねてその場に飛び出た俺が声をかけてそれを制し、紫条院さんを暴力から守るために彼女の前へ立つ。
「新浜君……!」
「はぁ? 誰かと思ったら新浜? ネクラはすっこんでろっての!」