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《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍,流落到边境展开慢活人生8》-第三章(17)

「 『勇者』 ヴァンの件があるからここで片付けておきたいところだな。 もし俺達で対処できなければゾルタンに連絡が行くだろう。 そうしたら困っている人を見捨てられない 『勇者』 がこの村へ来る可能性がある」
「それはマズイよね、ここで対処しないと」
リットは腰に佩いたショーテルの柄に触れる。
グリフォンの羽根のあしらわれたリット愛用のショーテル。
遺跡に眠るような伝説にある魔法剣ではないが、軍事大国ロガーヴィアの技術で鍛えられた業物だ。
リットがいてくれるおかげで、俺はこの先にどんな強敵が待ち構えているとしても安心して背中を預けられる。
「こっちょ」 
「分かった」
リットに案内されてさらに森の奥へと進んでいく
「それにしても」
地面を注視して歩きながらリットがつぶやくように言った。
「村の人達が協力的で助かったよね」
「確かに、部外者である俺達の話を信じて避難してくれて良かった。いくらルーティでも、1人で村全体を守るのは難しい。ルーティが負けることはありえないか、離れたところを同時に襲撃されたら被害が出てしまうかも知れない」

《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍,流落到边境展开慢活人生8》-第三章


ル1ティは最強だか、それでも1人の人間だ。自分がいない場所までは守れない。
だが家や畑を離れて避難するという判断を即座に下すのは勇気のいることなのだ。
この村の人達は勇気ある人達だ。
「これもレッドがケイトさんを助けたからだね」
リットはそ、つ一言って笑うと、言葉を続ける。
「偶然だったかも知れないけど、 あのおかげでみんなレッドのことを信頼するようになった、 その信頼によって誰も犠牲にならず解決できる。 ォーガキンを倒すのはレッドと私の剣だけど、この村を救ったのは薬屋レッドの優しさなんだよ」
リットの声は嬉しそうだ。
俺が信頼されたことを自分のことのように喜んでいる。 
……俺も、 リットか喜んでくれていることが何よりも嬉しい。
騎士であることを辞めた俺だが……リットにとってだけは、誇りに思んる恋人でありたいと思う。
それからは会話を止め、探索に集中した。
しばらく進むと、風の向きが変わった。
「なるほど」

《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍,流落到边境展开慢活人生8》-第三章


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