《因为不是真正的伙伴而被逐出勇者队伍，流落到边境展开慢活人生8》-第一章 1/4(19)

俺の言葉にヤランドララは胸を張る。
「私はやってみたいことは全部やるようにしているの、そしてちょっとだけ凝り性なの」
「ちょっとだけの凝り性で、歴史に名を残すような偉業をいくつも達成しているんだから、 ちょっとだけなんて言ったら他の凝り性の人の肩身が狭くなるだろう」
「あはは……それで、本題に戻るけど、ダナンとの手合わせに向けて一緒に特訓ーしましよう」
趣味で武術流派の開祖になっただけあって、ヤランドララは特訓するのが好きなのだ。
「特訓かあ、 確かに勘を取り戻すなら強い相手と一緒に特訓するのが一番で、ヤランドララほどの適役はいないか」
ダナンとの手合わせは魔法も射撃戦もない剣と拳による戦いになるだろう。
「む一、私もレッドと特訓する！」
リットか口をとがらせて言った。
「レッドと戦ったりはできないけど、戦いのアドバイスとか汗を拭いたりとか色々できると思うの！」
「うん、もちろんリットかいてくれると心強いよ、キツィ特訓も好きな人と一緒なら楽しめるな」

「でしよう! よし決まりね! えへへ」
嬉しそうに笑っているリットを見て、俺は微笑ましい気持ちになる。
「うんうん、リットならそう言うと思った」
ャランドララは満足げに頷き、一言葉を続けた。
「というわけで、今回の特訓はゾルタンの外にある森でキャンプ合宿をしようと思うの
「キャンプ合宿か、騎士団時代の野営訓練を思い出すな」
「今のレッドに必要なのは精神を研ぎ澄ますことだわ。平和な中で鈍った技術を取り戻すことは、 一朝一タでできるものじゃないけれど、 心ならギデオンだった頃とは違った強さを手に入れているはずよ」
「そうだな、 レッドとなってから得たものはたくさんある……そういえばガシャースラが言っていたな」
レオノール王妃との騒動で俺と戦ったアスラデーモンのガシャースラ。
あいつは、人間の王子として生きて平穏な時間を過ごしていたにもかかわらず強くなっていた。
「ギデオンだった頃の俺に戻ったとしてもダナンには勝てない ならいっそ、レッドとしての強さを目指す特訓をしてみるか」