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秘密の花園(2)

2023-09-16日语睡前故事20210810 来源:百合文库
「余計(よけい)なことは考えないことですよ。お嬢(じょう)さま」
と、言うだけでした。
だけど、そう言われれば、ますます知りたくなります。
そんなある日、メリーは庭を散歩(さんぽ)するうちに、花園のカギを土の中から見つけました。
それはメリーだけの秘密でしたが、友だちになったマーサの弟、ジッコンだけには話しました。
ジッコンは元気な男の子で、子ウマをいつもつれています。
ジッコンはふしぎなことに、どんな動物からも、すぐに好かれてしまうのでした。
メリーはジッコンに、
「秘密の花園のカギを開けて、いっしょに行きましょう」
と、さそいました。
今まで十年もの間、誰もはいらなかった花園は、草がビッシリとはえていましたが、あちこちにすてきなバラの花がさいています。

秘密の花園


ジッコンは、思わずさけびました。
「すごいや! こんなに美しい花園は、見たことがない!」
そのときからメリーとジッコンは、ないしょで、秘密の花園の手入れを始めたのです。
しばらくしてメリーは、この秘密の花園は、十年前になくなったおばさんが大切にしていたところだと知りました。
そして、おじさんとおばさんが、この花園でよく散歩をして、楽しくすごしていたことも知ったのです。
けれど十年前のある日、おばさんは花園でお気にいりの大きな木の枝に腰かけていたときに、枝がおれて大けがをしたのです。
そのけががもとでなくなってから、おじさんは花園をうらんで、扉をしめてしまったのでした。
そのことを知ったメリーは、

秘密の花園


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